これは昔にあった本当の話しです。
ある会社経営をする男性がいました。
会社経営が苦しく金銭的にも借金が膨らみ死ぬか生きるかの瀬戸際だった男性です。
この男性は会社経営が傾いた後に聖天様から御縁を授かり聖天様を信仰していました。
もう駄目だ!
そんな時に男性は聖天様の寺院へ参拝し、今後の見通しについて、おみくじを引いたそうです。
その結果は凶でした。
男性は再度おみくじを引きました。
その質問内容は「このままだと死ぬしかないです。私に死ねと言う意味でしょうか。」です。
それに対して出た結果は凶でした。
男性は絶望しました。
聖天様から見離されたと思いました。
そして男性は、おみくじを持って私の所に来ました。
おみくじの経緯を聞いた上で「なんたる不徳な質問か」と、男性を諭しました。
聖天様に対し「このままだと死ぬしかないです。私に死ねと言う意味でしょうか。」とは無礼千万であり、そりゃ聖天様も振り向かない。
私は男性に「最初の凶は現状から見た未来であり、今後の努力精進次第で未来は変わる」と諭し、「次の凶は不徳な質問に対する聖天様からの愛のムチである」と、男性を諭しました。
そして、「このままでは助からない」と諭し、「但し、死ぬという意識を捨て、最後の最後まで諦めず出来る努力精進を怠らなければ、聖天様が必ず助けて下さる」と諭しました。
男性は自分が犯した不徳を懺悔反省し、心を入れ替え聖天様に正しく縋りながら、出来る努力精進を怠りませんでした。
そして少しずつ奇跡が起こり、男性は聖天様に救われたのです。
よく「これが駄目なら死ぬ」とか、直ぐに死を意識し口に出す人がいますが、これ聖天様が最も嫌うことであり、聖天様は振り向かれません。
それよりも生きることに重んじ普段から努力精進を怠らず功徳を積めば、聖天様は必ず振り向き助けて下さいます。
合掌
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