このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎先生と聖天様のお話です。
小坊主
前回は龍野はん、阿波へ来るのは最後じゃというお話だったけど覚えてる?
泉先生遂に山へ
このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...
女性
もちろん!本日のお話は?
小坊主
泉先生遂に山へ②のお話!
泉先生遂に山へ
秋になったら山へ入る
小坊主
此の頃から、先生は、時折
泉先生
「秋になったら、山へ入る。山の三畳敷に住もう。」
小坊主
と言われたらしい。
女性
この間から、終活をされているように聞こえますね。
小坊主
本当だね。寂しいね。
小坊主
9月頃になると、一向に外にはお出かけにならず、家におこもりがちで、
小坊主
どことはなしに、おかげんの悪さが、段々と目立ってくるようになった。
女性
なんだか聞いていて辛いですね。
こたつ好きの先生
小坊主
先生は、大層炬燵好きであったらしい。
女性
炬燵から出てこれない炬燵虫ではなくw
炬燵での空間を楽しんでおられたんでしょうね。
炬燵での空間を楽しんでおられたんでしょうね。
小坊主
そうみたいだね。
小坊主
暑い夏の他は、拝みをやめたら、炬燵へという風で、
村木さん
炬燵を前にしての先生の打ちとけきったお話は、
気楽に伺えて、ひときわ親しさを増すものであった。
気楽に伺えて、ひときわ親しさを増すものであった。
小坊主
と村木さんは、言っておられるよ。
おさいさんのおくじ、先生そっくり。そばで落さぬ様に、おかげをにぎらせる
小坊主
此の頃、
小坊主
拝んで人救いに身を捧げようとする人々を引き立てる為と、
小坊主
お気分の上からと、
小坊主
この両方で
小坊主
弟子たちに先生に代わって拝ませられていたんだって。
女性
お身体がかなりお辛かったのかもしれませんね。
小坊主
そうかもしれないね。
小坊主
お弟子さん達の中で、若いおさいさんのおくじは、先生生きうつしで、人々に舌を捲かせた。というんだ。
女性
先生からおかげを頂き、しっかり先生の拝みを習得して居られる。
女性
素晴らしいですね。
小坊主
なかなか真似出来るものじゃないからね。
小坊主
そんな時でも、なお拝み終えるのを待って
泉先生
「一寸」
小坊主
と、拝んでもらっている人を招き寄せ、
小坊主
今済んだ許りの拝みに活を入れ、やさしいが、しっかりとしたお言葉で、
小坊主
しめくくりをつけて、落さぬように、おかげをにぎらされていたらしい。
村木さん
こうして、どこまでも行き届き、そっとかゆいところへ手を廻してお育てになるのであった。
小坊主
と村木さんは話しておられる。
女性
拝んで頂いてる方も、最後お言葉を先生から頂けるのは嬉しかったでしょうね。
小坊主
そうだよね。その心配りが泉先生らしいよね。
小坊主
今回のお話はここまで。
小坊主
では、次もお楽しみに~
合掌
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