このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎先生と聖天様のお話です。

小坊主
前回は秋になったら山へ入るというお話だったけど覚えてる?

泉先生遂に山へ②
このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...

女性
もちろん!本日のお話は?

小坊主
泉先生遂に山へ③のお話!
泉先生遂に山へ
助け助かる道は?

村木さん
拝んで人助けをする。

村木さん
拝んでもらって、おくじを頂いて、助かろうとする。

村木さん
それはそれとしておいて、拝むということにとらわれないで、助け助かる道は、まだ他にある。

村木さん
却って、それが、人の身の上に大切なのである。

村木さん
先生はそこへ、ちゃんと目をつけて、それとなく、実行して居られた。

村木さん
というと、窮屈に聞こえるであろうが、私はそう見て居った。

村木さん
だから、私は、後になっては、拝む先生ばかりでなく、

村木さん
お炬燵で四方山話をする先生、

村木さん
おまいりする先生、

村木さん
お食事中の先生、

村木さん
—-こうして先生のあけくれに、心を留めるようになった。

小坊主
と村木さんは言っているよ。

女性
泉先生は、拝む力は、聖天様から授かったお力ですから、言うまでもなく、お話で人を癒やすお力も大きかったのでしょうね。

小坊主
本当だね。
すらすらと運ばれる、先生の御日常妙味

村木さん
そうすると、すらすらと、はこばれる先生の御日常に、

村木さん
なんとも言えぬ味があって、

村木さん
気楽になる道、

村木さん
助かる法を、

村木さん
無造作に刻々、お示し下さって居る様な心地がした。
沖野彦十郎はん

小坊主
へらこい沖野はんで既に登場している沖野さん

泉先生の不思議なお話15-へらこい沖野はん
このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...

小坊主
沖野彦十郎はんは、村木さんより3つ年上で、村木さんの幼馴染なんだ。

小坊主
その沖野はんは、村木さんより約1年遅れて、しつこい胃の患いを治して頂こうと、先生の処へ伺ったんだったよね。

女性
はい、殆ど、40日間、だんまりこくって、毎日朝から夜更けまで、先生の処へ、宿から通われたということですよね。

女性
そこで先生に、「沖野はんはへらこいなぁ。」と言われたんでしたね!

小坊主
そうだったね。

小坊主
沖野さんと、龍野さんと村木さんの3人は泉先生を中心にして、とても強い縁で結ばれていたんだね。

女性
そうでしたね。沖野さんと、龍野さんと村木さんの3人はいつも一緒と本に書かかれてましたね。

小坊主
沖野さんは、先生の処へ通っていた時のことを、

小坊主
「芝居を見るよりも、面白かった。そして、たまらなく、たましいを引かれた。」

小坊主
とよく思い出として語られていたらしいよ。

小坊主
その言葉から、泉先生が中心となって、醸し出された、あの伊勢町にあった、神宿の空気を察することができるね。

小坊主
今回のお話はここまで。

小坊主
では、次もお楽しみに~
合掌
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このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...
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