このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎先生と聖天様のお話です。
小坊主
前回は津の峰まいり。阿波との往き来。というお話だったけど覚えてる？
津の峰まいり。阿波との往き来。
このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...
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女性
もちろん！本日のお話は？
小坊主
泉先生の津の峰まいりのお話パート2！
泉先生津の峰まいり
大きなお宮の、お祭りの夜更けにはまいるな
小坊主
此の津の峰さんで、村木さんはひどい目にあったことがあるんだって。
女性
ひどいめ？どんな？
小坊主
ひどいめ…としか書いてないんだｗ
小坊主
それは、津の峰さんの大祭の夜更けのこと、
小坊主
村木さんは、沖野さん達と津の峰に向かったんだ。
女性
津の峰まいりですね？
小坊主
でも、日が悪かったんだ。
女性
日が悪い？
小坊主
うん、平素、泉先生から、
泉先生
「大きなお宮の大切なお祭りの夜更けは、決してまいってはならぬ。」
小坊主
と懇々、諭されていたんだって。
女性
お祭りの夜更けは、まいってはいけないのですか？
小坊主
先生は、こう仰ってるんだ。
泉先生
「大祭は、神様にとっても大切な日なので、沢山の参詣人を篤く護られる為に、眷属さんを総動員して、働かされる。」
泉先生
「だから、此の夜は、宵祭から働き続けられた眷属さん達が、疲れて、ぐっすりおやすみになっておられるから、その夜更けのお参りは、ご遠慮せんといかん。」
小坊主
と、そのように村木さん達は、諭されて居たんだ。
小坊主
でも、そんなことをうっかり忘れて、津の峰まいりに出かけたから、村木さんと沖野さん達は、
村木さん
あの長い坂道にさしかかった時、此の時ばかりは、えらい目にあった。
小坊主
と村木さんは言っている。
女性
で？どうされたんですか？
小坊主
その時、村木さんは、ふいと、先生のお諭しを思いだして、お詫びをそこから、津田においでの先生に頼んだ。
小坊主
すると、村木さんは、すぐ平調に復した。
小坊主
連れの2人は、山を下りてから、光熱を出したり、寝込んだりした。
女性
あら…
夜更けまで村木さん宅で語り明かす
小坊主
泉先生は、此の津の峰まいりを発端として、度々阿波へ来られ、村木さんの家で枕を並べて夜更けまで語り明かすのを楽しみとされる様になったんだって。
小坊主
今回のお話はここまで。
小坊主
では、次もお楽しみに～
合掌
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泉先生遂に山へ
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津の峰まいり。阿波との往き来。
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