このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎先生と聖天様のお話です。
小坊主
前回はへらこい沖野はんのお話だったけど覚えてる？
泉先生の不思議なお話15-へらこい沖野はん
このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...
kankiten.com
女性
もちろん！本日のお話は？
小坊主
泉先生が唱えるお唱えのお話！
泉先生のお唱え-①
泉先生が授かったお唱え
小坊主
今日は、泉先生が聖天様から直接授かったお唱えについてのお話だよ。
女性
先生のお唱えは天下逸品である、と村木さんが言っていますよね。
小坊主
うん、先生のお唱えは独特だと何度も本に出てくるからね。
女性
「帰命天道は、日天月天・・・」という先生独特長いお唱えと何度も出てきていましたね。
小坊主
今回は、このお唱えがどのようにしてできたのかというお話の①だよ。
村木さん
このお唱えは、神楽歌の様に、ほがらかで、唱えるにつれて神仏がお出ましになるような気がする。
村木さん
又、事実そうなのである。
村木さん
このお唱えは、泉先生が授かったものである。
聖天さんのお告げ
小坊主
大正3年、村木さんが初めてお目にかかる前のこと、
小坊主
聖天さんのお告げによって、先生は、夜な夜な家族を外に出して、一人神前に座り続けられたんだ。
小坊主
すると、お唱えに出てくる順に、神仏がお現れになったというんだ。
小坊主
これが6日続いて、7日目に、
聖天様
「今晩は、お前はひとのみにされるから、よく気をつけておれ。」
小坊主
と聖天様から二度目のお告げがあったんだ。
小坊主
これを伺って、先生は、
泉先生
「ここまでお縋りして居って、それでのまれるなら、それでよい。」
泉先生
「どうなってもありがたい。」
小坊主
と腹を決めて、どっかりと座り続けておると、
聖天様
「上を見よ。」
小坊主
との大声に、思わず見上げると、
小坊主
何と、天井一杯になった大きな口が
小坊主
今にも先生をひとのみにしょうとしている。
がぶっとひとのみ
小坊主
既に観念している先生は、少しも驚かず
泉先生
「おん・きりく・ぎゃく・うん・そわか」
小坊主
と唱えるも、あえなく、ガブッとひとのみにされた。
小坊主
なおもひるまず、この大聖歓喜天の真言を唱え続けると、
小坊主
やがてドサッと吐き出されたんだ。
小坊主
ハッと我にかえって辺りを見ると、
小坊主
先生は何事も無かったように、座布団にキチンと座って居たというんだ。
小坊主
信じ切った先生。どんな目に合わされても、びくともしなかったんだって！
小坊主
今回のお話はここまで。
小坊主
では、次もお楽しみに～
合掌
次→
泉先生のお唱え②
このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...
kankiten.com
←前
泉先生の不思議なお話15-へらこい沖野はん
このお話は、村木 幸次郎さんが泉庄太郎先生の伝記をまとめられた『泉聖天尊』より 抜粋引用した泉庄太郎...
kankiten.com
皆様からのコメントお待ちしております。