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日本の歳時記【師走】

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僧侶様の法話

執筆者:瑞鳳天祥

さて本日より師走ですが

いよいよ年末に向けて残り僅かで御座います。

何時もながら年末は、何かと慌ただしいものでして・・・。

さてここで問題ですが師走の語源を御存知でしょうか?

一般的には、偉い人も駆けずり廻るほど忙しない(せわしない)事のようですが語源としては、師⇒僧侶を示します。

と言う事で本日は、師走の語源に付いて講釈して見ましょう

何故、僧侶が忙しないかと言うとこれは、仁明天皇の時代の佛名會に由来します。

陰暦12月19日から三日間、清涼殿を始めとして諸国の寺院に於いて三世の諸佛の名を唱え年内の罪を懺悔(さんげ)する法要を行う為、各寺院の僧侶が忙しなく移動して居たり支度をして居た為、師走と呼ばれるように成ったそうです。

又、師走は、歳の暮れと云う意味で別名【臘月】(ろうげつ)と呼ばれ禅宗の【臘八接心】(ろうはつせっしん)に由来致します。

臘八とは、釈迦の成道した(悟りを開いた)日が十二月八日に縁起を持ち法要(成道會)や自分を見つめ又、佛の教えを深める為に通常の日課とは、変わり一日の大半を問答や座禅に費やし自分との対話をします。(接心と申します)

更に師走の言葉が定着した理由の一つに師走は、様々な行事が目白押しで御座いまして世間様も忙しなく御座いまして其の主な行事として挙げて見ますと・・・。
十二月十三日
【正月事始め・煤払い】

【正月事始め】の『事』とは、祭を意味致し要するに正月を意味し、12月13日はお正月【歳神樣】を迎える準備を始める日です。
煤払いもお正月を迎える準備の一つで、一般的には「大掃除」として一年間の埃や汚れを取り除き綺麗にするという目的と今年一年の様々な厄を祓い落とす事も目的とされて居ります。

元々は、此の日に大掃除をして居ましたが、大正時代以降、13日に掃除をしても結局汚れてしまうということで徐々に歳末に行われるように成りました。
寺院等では、此の日を【煤払い(すすはらい)】【煤掃き(すすはき)】として現在も行われて居ります。
十二月廿二日(其の年に依って変化致します)

【冬至】

1年の内で、太陽の位置が最も低く、夜が一番長い日と成ります。

昔は冬至の日は「死に一番近い日」と言われており、其の厄(やく)を祓う為に体を温め、無病息災を祈って居りました。

冬至の日には、柚子湯に入りますが古来より【橙(だいだい)】や【橘(たちばな)】、【柚(ゆず)】等の柑橘類には、其の香りに邪を祓う霊力が有ると謂われて居りまして柚子自体にも意味が有り、【融通(ゆうずう)が利きます樣に・・・。】と謂う願いが込められているそうです。

十二月下旬

【歳の市】

お正月に向けてお清めの意味を込めて、下着、靴、鍋などの日用品を新しくし正月飾りの仕度を行います。尚、此の時期には、酉の市も行われ翌年の福を願い熊手や正月飾りを販売する市が立ちます

因みに門松、注連飾り、鏡餅などの正月飾りは、廿六日~廿八日又は、卅日に飾るように致します。

其の理由は、廿九日は、【苦立て】と申しまして言葉の語呂から【二重苦】(苦が重なる)【苦松】(=苦が待つ)に通じると謂われ
卅一日は、【通夜(葬儀式前夜)】若しくは、【逮夜〔大夜](忌日前日の夜)】の飾りと同じ【一夜飾り】で縁起が悪い事や、年神様をお迎えするのに一夜限りでは失礼だと謂われて居ります。

【大晦日(おおみそか)】

1年の最後の日を「大晦日(おおみそか)」または「大晦(おおつごもり)」と呼びます。

【晦日(みそか)】とは毎月の末日の事ですが一方【晦(つごもり)】とは、《月が隠れる日》則ち「月隠(つきごもり)」が訛(なま)ったもので、陰暦を用いて居た頃の名残りの言葉と成りますがどちらも毎月の末日を指します。

其の事から【一年の最後の特別な末日】を表す為、末日を表す2つの言葉のそれぞれに「大」を付けて「大晦日」「大晦」と言います。
余談と成りますが大晦日に「年越し蕎麦(そば)」として縁起をかついでお蕎麦を食べる風習が御座いますが蕎麦は、長く伸ばして細く切って作る食べ物なので、細く長くと謂う事から「健康長寿」「家運長命」などの縁起を担いで食べるように成ったと謂う説が一般的です。

因みに地域に因っては、つごもりそば(晦蕎麦)とか、みそかそば(晦日蕎麦)と呼ばれる事も有ります。
起源としての年越し蕎麦は江戸時代頃から食べられるように成ったとされ元々は、金箔職人が飛び散った金箔を集めるのに蕎麦粉を使った事から、蕎麦を食べる事で翌年の金子が集まる様にとの願いから生まれ年越し蕎麦を残すと翌年金運に恵まれないと言われて居ります。
また、関西の一部の地域ではそばではなく、運を呼ぶ「饂飩(うどん、うんどん)」を食べて「太く長く」を願うところも有ります。
最近は、31日に年越しそば、年が変わった1日は、年明けうどんという流れも出てきて居ります。

さて今年一年を振り返って如何だったでしょうか?

満足の出来る一年でしたか?

それとも不満ですか?

満足な方は、一年の感謝と反省を不満な方は、来年の希望と現在の打開の為、過去の礼に従い今年一年の反省と懺悔をしてみては、如何でしょうか?

天祥 九拝

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