執筆者:瑞鳳天祥
今日は、忘れると言う事に付いてお話しましょう
忘れるとは、心を亡うと書きますが其の本質には、則ち其の事柄に対して執着しないと云う事で御座います。
此を心理学的な表現では、忘れるとは、言ったものの記憶から消去するのでは、無く現在意識から潜在意識の中へと仕舞う行為を意味するものなのです。
些か話は、逸れましたが
人は、辛い経験をした時
「時が経てば忘れさせてくれる」とよく云われますが此の言葉を【時藥】と申します。
謂わば刻の流れを藥に喩えて刻の流れに依って心の傷を癒し執着や拘りから離れる事を意味致します。
然し、様々な経験の中で忘れたくても忘れられない事が沢山有りますね
では、何故頭から放れ無いのでしょうか?
まず一言に忘れられないと云う事は、様々な複雑な理由が有るのですが幾つかに分類して見ると基本的に記憶の容量は、限界が有りますから脳は、整理の為に顕在意識より潜在意識へ記憶を送ります。
尚、記憶に関して次のように分類出来ると思います。
1⃣忘れるもの→単純に記憶が薄れるもの則ち記憶に値しない事
2⃣忘れて良いもの→意識的に忘れるべき事、要するにに他人の過ち等許すべき事
3⃣忘れなくては、成らない事→記憶して置く事や思い出す事が今後、自分にマイナスに成る事柄、別れた相手やそれに附属する思い出等
4⃣忘れたく無いもの→様々な甘美な思いや記憶に付随する事柄
5⃣忘れては、成らない事→人の恩や自分の成長に不可欠な事柄、思い遣りの気持ちや深く理解出来た重要な事柄等
ざっと記憶に関して分類して見ましたが
要するに忘れられないと云う事は、その事柄に関して何かしらの執着が存在して居る訳ですね
本題へと移りますがもしも忘れられない出来事ならば無理に忘れようとは、せずにまずは、その記憶を思い出す事を受け入れて見る事が肝要と成ります。
要するにその事柄に執着せず心を自由に保てば先の言葉のように時間と共に忘れられると思います。
又、忘れては、成らない事でもお話しましたが温もりに触れたり成長に欠かせない事柄や受けた愛情は、心に留めて置く事です。
何故ならその愛情や恩情、温もりは、貴方の心を豊かにし又、何より今度は、貴方自信が与える番だからです。
そしてその体験を心に留める事で自分を愛し又相手を愛し温もりを伝える事が出来るのです。
則ち忘れるべき事柄には、執着せず貴方の心を豊かにしてくれる事柄に対して目を向ける事が肝要ですね
天祥 九拝
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