お願いには、浴油供か華水供の御祈祷をお願い、また成就の暁、感謝のお礼には大般若経の転読か百味の御供養を奉修してもらうがよい。勿論、浴油供でも差支えない。
これは聖天信仰の心得十二条の中の其の十一です。
祈祷と御礼
ここでは祈祷による願いと御礼の作法について説かれています。
祈祷
聖天様(歓喜天)様に寺院の祈祷により祈願する場合は「浴油供か華水供」が良いとされています。
ここで説かれています通りどちらでも良いのですが、どちらかと言えば浴油供で行う方が良いです。
多くの場合、浴油供より華水供の方が安価に行なえますが、出来ることなら浴油供の方が良いです。
御礼
次に、願いかないお礼される時は「大般若経転読」が良いのですが、浴油供で行なっても良いです。
先に浴油供より華水供の方が安価と記しましたが、大般若経転読より浴油供の方が安価であります。
ちなみに、生駒聖天宝山寺で大般若経転読を行う場合は、金20000円~となっており、待乳山聖天本龍院で大般若経転読を行う場合は、金50000円~となっております。
ただ、聖天様(歓喜天)への祈祷や御礼に、ケチケチするのは良くないので、願うは浴油供とし、願が叶ったなら無理してでも大般若経転読で御礼された方が良いかと存じます。
※待乳山聖天本龍院は「合同大般若法要」金5000円~もあります。
※当方秘法による特別祈祷or別座祈祷で祈願&御礼されても良いです。
補足
最後に補足として、聖天様(歓喜天)に限らず、祈願だけしてお礼を怠る人は多いので、祈願し願い叶えば、必ずお礼を怠らないようにされた方が良いという説きでもあります。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。