事故物件に入居した女子大生

念願の一人暮らし

これは、某事故物件のワンルームマンションへ、引っ越しをしてしまった、ある女子大生の話です。

この女子大生は、地方大学に合格し、入学当初は大学の寮に入っていたのですが、いろいろと生活に窮屈を感じ、アルバイトしながら貯金し、念願のワンルームマンションを借り、一人暮らしをすることになりました。

物件探し

女子大生は、大学から数駅離れた、駅前の不動産屋さんに行き、出来るだけ安い物件を探しました。

すると不動産屋さんが・・・

と言って紹介してくれたのが、そこからすぐ近くにある、駅前のマンションでした。

しかしこのマンションは、曰く付きのマンションの部屋であり、数年前に男性に振られた女性が、首吊り自殺した部屋でした。

そうとは何も知らない女子大生は、不動産屋さんと一緒に部屋を見に行きました。

少し暗く、湿気が多いようにも感じたようですが、何よりも相場の半額という激安の家賃と、駅前という立地条件に、大学への通学も便利なことから、この女子大生は即決で契約しました。

お掃除

それから数日後のことです。

この女子大生は、引っ越し前の掃除をしに、不動産屋さんから鍵を受け取り、マンションへ向かいました。

玄関を開けて部屋に入ると・・・

部屋の真ん中あたりに、何処かの神社でしょうか、古びた御札が落ちていました。

女子大生は『あれ？こんなの前に見に来た時には無かったのに。』と思いながら、御札ということもあり、気味も悪いので、とりあえず玄関の外に出して、お部屋の掃除を始めました。

しばらく誰も住んで居なかったのか、水回りにはカビもありました。

一通り掃除を終えた女子大生は、先程の御札と、掃除で出たゴミを一緒に、マンションのゴミ置き場へ捨てました。

引っ越し

それからまた数日が経ち、その女子大生は引っ越し屋さんに頼んで、無事に寮からワンルームマンションへ引っ越しました。

いよいよ念願の一人暮らしです。

午前中に引っ越しを終え、昼からガス屋さんが来て、開栓も済ませました。

そして夕方になった頃です。

何やら隣の家から「ドンドンドン！ドンドンドン！」と響く音がしました。

女子大生は『何をしているんだろう』と思いながらも、『そうだ、引っ越しの挨拶に行かなくっちゃ。』と思い隣へ行きました。

そして、ドアのベルを鳴らしたのですが、誰も出て来ません。

女子大生は『おかしいな・・・』と思いながら、部屋に戻りました。

違和感ある言葉

それから夜になり、もう一度だけ行ってみようと、再度ドアのベルを鳴らしました。

そしたら、少し年配の男性が出てきました。

女子大生は、その男性の「大丈夫ですか？」という言葉に違和感を感じましたが、「はい・・・」と言って、挨拶を済ませ自分の部屋に戻りました。

悪夢

そして『今日は疲れたから寝よう！』と思い、お布団に入り、ウトウトし夢を見ました。

それは悪夢でした。

おどろおどろしい女性に、首を絞められる夢です。

夢の中で息苦しさを感じる中、ある音で目が覚めました。

それは家の電話の音でした。

プルブルプル～！

プルブルプル～！

プルブルプル～！

女子大生は、寝たままで手を伸ばし、電話に出ました。

すると・・・

電話の向こうから、女性の声で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

驚いた女子大生は、あわてて電話を切りました。

この女子大生は直ぐに飛び起きましたが・・・

また次の恐怖が、この女子大生に、襲いかかりました。

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この女子大生の部屋の電話なのですが・・・

まだ未契約で鳴るはずが無かったのです。

 

聖夫婦ワンポイントアドバイス

この世に事故物件は存在します。

特に自殺ともなれば成仏できず、その部屋に地縛霊として残る可能性は高いです。

そんな部屋に入居したら、様々な心霊現象が起こることも、必然と言えます。

物件の状況によっては、告知義務というものも御座いますが、それに該当しない場合も考えられますので、異常に家賃が安いなど、何か違和感を感じたら、しっかり確認することが大切です。

もし、万一に事故物件に入居し、何らかの心霊現象に悩まされたら、速やかに別の物件に引っ越すか、力のある者に地縛霊の除霊を依頼し取り除いたり、力のある者に地縛霊の浄霊を依頼し成仏させてから、聖天様の御札をお迎えするなどすれば、二度と悪霊は入って来ませんので、参考にして下さい。

合掌