「願いごとは具体的に言うほど届く」と言われる理由
神仏に願をかけるとき、あなたはどんな言葉で祈っているでしょうか。
「幸せになれますように」「うまくいきますように」――多くの方が、こうした漠然とした願いを口にされます。
けれど聖天様に願い事を叶えて頂くには
「願いごとは具体的に言葉にするほど届きやすい」のです。
私たち聖夫婦は、この教えを多くの方にお伝えしたいと思っています。
なぜ、具体的であることが大切なのでしょうか。
それは、願いを具体的な言葉にする過程そのものが、あなた自身の心を定める作業になるからです。
「幸せ」という曖昧な言葉のままでは、自分が本当に何を望んでいるのかが、実は自分でもわからないまま。
願いを具体化することは、神様に伝えるためであると同時に、あなたが自分の本心と向き合うための大切な一歩なのです。
「幸せになりたい」を、一段ほどいてみる
たとえば「幸せになりたい」という願い。
これを一段ほどいてみましょう。あなたにとっての幸せとは、具体的に何でしょうか。
「あの人と穏やかに暮らしたい」なのか、「〇〇の資格をとって〇〇になりたい」なのか、「今の仕事を続けながら、休みの日には絵を描く時間がほしい」なのか。
人によって、その中身はまったく違います。
願いを具体的にほどいていくと、不思議なことに、今の自分が何を大切にしているのかが見えてきます。
ぼんやりと「幸せ」を求めていたときには気づかなかった、心の輪郭がくっきりと立ち上がってくるのです。
聖天様に願を掛けることは、この心の輪郭をはっきりさせる営みでもあります。
聖天様は、飾らない本音を受け取ってくださる
「こんな具体的な願いは、欲張りに聞こえないだろうか」と心配される方もいらっしゃいます。
けれど、ご安心ください。聖天様は、飾らない本音の言葉を何より大切に受け取ってくださる神様なのです。
そもそも…神様にカッコつけるのはやめましょう。あなたの本音はお見通しです。
聖天様は、このように説かれます。
「ぼんやり願うな。何がほしいか、はっきり申してみよ。飾った言葉より、震える本音のほうが、よほどよう届く。」
立派な言葉である必要はありません。
むしろ、少し震えるような、飾らない正直な言葉こそが、聖天様の御心に真っすぐ届くのです。
今日できる、「願いの一行書き」の作法
聖天様に願を掛けるときの、具体的な作法をひとつお伝えします。
それは「願いを紙に書く」です。
小さな紙とペンを用意してください。
そして、今いちばん叶えたい願いを、具体的な言葉で書いてみます。
ざらりとした紙の手触りを感じながら、ゆっくりと。「◯◯できますように」ではなく、もっと具体的に書くのです。
更に願いを深堀りしていくと叶った自分も想像出来るようになってきます。
願いがしっかり見えてきたら「◯◯している自分でいたい」と、すでに叶った情景を思い描いて書くのもとても良い方法です。
書き終えたら、声に出して一度だけ読み上げてみてください。
自分の耳で自分の願いを聞くこと――それが、願を確かなものにする所作です。
なお、金銭・法律・健康など専門的な判断を要する願いについては、祈りとあわせて、それぞれの専門家にもご相談ください。信仰は、現実の一歩を後押しするものとして寄り添います。
あなたの本音を、そのまま言葉に
願いを具体的にするということは、自分の本音を大切にするということです。
遠慮も、飾りもいりません。
あなたが本当に望んでいることを、飾らない言葉で構わないので、紙に書いてそれを言葉にしてみてください。
願いを書いた紙を、そっと胸に。
飾らないあなたの本音を、聖天様は静かに受け取ってくださっています。
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