聖天様は祟神だ。という噂を聞いたことのある方もいるかも知れません。
ネットで「聖天様 祟神」と検索すると沢山ヒットします。
「聖天様は祟神」というのは大きな間違いである
あの湛海律師も「祟神」「障害神」だと疑った
***湛海律師御自筆『霊感記』下巻に記載されていることです***
湛海律師は、円忍律師から色々と聞いたことで聖天様に疑念を持ったと記載されています
・聖天様が他化自在天の主である魔醯首羅であると考えた
・障害神の毘那夜佉であると考えた
魔醯首羅:他化自在天の主、王、インドバラモン教で世界創造と破壊の最高神であるシバ神の異名
毘那夜迦:障害をもたらす鬼・魔神
しかし…
・聖天は魔醯首羅の分類に入るとされているが、これはたいへんな誤りである
・聖天は衆生の種々の願いを、自由自在に成就させる功徳を持っておられるので、自在天という名前がつけられている。他化自在天ではない
※智証大師(円珍)=平安時代の天台宗の僧。空海の甥(もしくは姪の息子)にあたる方
さらに
聖天様が湛海律師の前にお姿を現して下記のように諭されたと御自筆の『霊感記』に記されています
大日如来の仮のお姿である。
=大日如来の仮のお姿であるがゆえに、大聖歓喜天といわれている
※衆生に利益を与えるために、大日如来の仮のお姿として現れた。
多くの毘那夜迦を眷属として従えている
=毘那夜迦という名前でも通っている
※しかし、他の障害を起こす毘那夜迦とは異なって、世の人たちに喜びや、 楽しみを与え、人々の抱いているいかなる願いをも成就させている
※魔醯首羅ではない
ということです。
聖天様は「祟神」「障害神」などではありません。
どんな願いも叶えて下さる、現世利益最強神です。
どんな願いをしてもいい神様です。
聖天様から現世で『御縁』を頂くことは最高の幸せです
聖天様は人を選ぶ神様です。
聖天様を信仰すいることを許された、御縁を頂けたら、それは最高の幸せです。
しかし、せっかく賜った御縁を、手放す人がいるのです。
苦しい時の神頼み
何か悩んでいる時、助けて欲しいことがある時、必死で聖天様に縋り、願いが叶った方が、願いが叶った途端、横着になり、聖天様への信仰心が薄れてきたとしましょう。
よくある話です。
信仰心が薄れ、聖天様との御縁が切れたとします。
聖天様はいちいち天罰など下しません。
もちろん祟ったりもしませんw
聖天様は天部の神様です。神様なのです。そんな事するはずもありません。それほど暇でもありませんし、心も狭くありません。
ただ、聖天様からの手厚い御守護は無くなります。
その結果、今まで回避して頂いていた禍を回避できない・・・
そんな事は起こるかもしれません。
聖天様と出会い、御縁を頂くことで、日々護って頂いていた。
聖天様と出会い、御縁を頂くことで、様々な禍を回避して頂いていた。
その日々の感謝がなく、御縁が切れたのですから、身から出たサビです。
これを『祟り』とは言いません。自業自得です。
聖天様の手を離したのです。離した手は二度と結ばれません。
聖天様を信仰することが怖いという方は、まだ聖天様と『御縁』の無い方です。
利益が大きすぎて怖いとか。沢山お願いして、沢山叶えて頂けば良いのです。
一生信仰すると考えると怖いという方がおられますが、
その、用意周到に導かれるご利益と、日々の御守護の大きさを体感すれば・・
一生信仰しなければ・・・などと考えることもなくなります。
聖天様との御縁を切ることなど、考えもできない、あり得ない話しだからです。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。