仏教には様々な宗派があり、その宗派の数だけ開祖が存在するのですが、そもそも仏教の開祖は誰なのか、ご存知ですか?
お釈迦様ですよね?
その通りです。
これ誰もが知っている通り、仏教の開祖は『お釈迦様』です。
お釈迦様は実在していたのですよね?
はい、お釈迦様は実在していました。
実在していたと知った時は驚きました。
仏教を信仰する人で、お釈迦様を知らないという仏教信者様は、いらっしゃらないかと存じますが、今回お釈迦様について少し話してみたいと思います。
ヨロシクおねがいします!
昔々の大昔、もう紀元前5世紀頃の話ですが、ヒマラヤ山脈の麓に『カピラヴァストゥ』という『釈迦族(シャーキャ族)』の都が存在しました。
今で言うと、どの辺りですか?
具体的な場所としては、現在のインドとネパールの、国境付近に位置する小国でした。
その釈迦族の王子様として生まれたのが『ガウタマ・シッダールタ』であり、後のお釈迦様です。
お釈迦様って、王子様だったのですか?
はい、小国とは言えど、お釈迦様は一国の王子様でした。
それは知りませんでした。
お釈迦様は生まれてすぐに母親を亡くされましたが、叔母様のもとで王子様として豪華な宮殿で何不自由の無い環境下で育ちました。
羨ましい!
私も、王子様で生まれたかったです!
生まれながらに人間離れしていたのか、お釈迦様は『世での人間の苦しみ』について、強い意識が芽生えました。
凄いですね。
私なら贅沢三昧の、わがまま王子になっていたと思います。
ある日のこと、お釈迦様は、お城の外へ出ました。
わぁー、楽しそうですね!
お釈迦様は、多くに人々に出会い『人間は年老いたり病気になったり死ぬことを避けることは出来ない』と知りました。
もはや学ぶことが別格ですね。
お釈迦様は王子様として生まれたにも関わらず出家しました。
えー!
せっかく王子様として生まれたのに・・・
出家してから、インドにあるマガダ国に行き、師のもとで修行しましたが、満足できずに離れ、他の修行者と一緒に苦行を始めました。
お釈迦様って、人間であって人間じゃないですね。
それでも求める『さとり』を得ることができず、深い瞑想に入ったのです。
瞑想ですか?
そして遂に『さとり』を得たのです。
凄い!
すると、お釈迦様のところに神様が現れ「さとりを世の人々に伝えて欲しい」と言われたのですが、理解してもらうことは難しいと思いながらも、お釈迦様は決意し、教えを説くうちに、弟子も増え、仏教というものが出来上がったのです。
少なくとも私には理解できない世界ですね。
それからも多くの年数が経ち、自らの命も僅かと悟り、静かに横たわり、悲しむ弟子たちを前に最後の言葉をかけ、生涯を閉じたのです。
お釈迦様って、人間に生まれたけど、人間じゃなかったのでしょうか。
そうですね。
人間が仏様になったのか、仏様が人間に生まれたのか、これ言い出せば『鶏が先か、卵が先か』という話になりますが、我々人間には知ることが出来ないことですね。
どちらにしても凄いです。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。