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(菩薩・仏)十一面観音:じゅういちめんかんのん

十一面観音
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今回は十一面観音(じゅういちめんかんのん)のご紹介です。

十一面観音(じゅういちめんかんのん)

十一面観音(じゅういちめんかんのん)は、頭の上に十一の顔を持つ観世音菩薩の化身です。

頭頂に仏頂面(ぶっちょうめん)1面
頭上の正面側に菩薩面が3面
仏像の左の頭部に瞋怒面(しんぬめん)が3面
右の頭部に狗牙上出面(くげじょうしゅつめん)3面
拝観者からは見えない後頭部に暴悪大笑面(ぼうばくだいしょうめん)1面

十一面観音菩薩は顔の上に10もしくは11の顔がある姿に変化した姿をあらわします。十一面は八方(東・西・南・北・東北・東南・北西・南西)と天地を常に見ているという意味です。

十一面観音(じゅういちめんかんのん)お姿

十一面観音(じゅういちめんかんのん)様は、菩薩様です。
菩薩としての特徴は、宝髻(ほうけい)という髪をゆってまとめる髪型をされています。服装はきらびやかで、ネックレスやイヤリングなどの装飾品を付けています。
一般的には、女神のような容姿としてつくられたものが多く、右手はまっすぐに下ろされ、左手には花瓶を持っています。

縁日

二十日

十一面観音(じゅういちめんかんのん)御真言

・おん まか きゃろにきゃ そわか

・おん ろけい じんばら きりく そわか

十一面観音像で有名寺院

奈良県:聖林寺像
京都府:観音寺像
京都府:大雲寺像未指定
滋賀県:向源寺(渡岸寺)像
京都府:六波羅蜜寺像
大阪府:道明寺像
奈良県:法華寺像
奈良県:室生寺像
絵画
奈良県:奈良国立博物館本(平安時代)
出典:Wikipedia

聖天様(歓喜天)と十一面観音様

聖天様(歓喜天)は、ご夫婦の神様です。

男天、女天のお二方が双身となって聖天様(歓喜天)になられます。

男天の聖天様は元々、インド神話の神、ガネーシャ神と呼ばれている凶暴な荒神であったのですが、女天の十一面観音様のお働きにより仏教に帰依して護法の大善神になられたのです。

合掌
執筆者:聖ママ

聖天様 ご利益

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