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時事放談【サンタ】

サンタクロース
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僧侶様の法話

執筆者:瑞鳳天祥

今年も早いもので師走も前半を迎えて居りまして世の中は、クリスマス一色に御座います。

クリスマスの縁起は、教会や旧約聖書で講じられて居りますので割愛致しまして本日は、クリスマスに因んでサンタのお話をして見たいと思います。

さて、サンタの原形は、【セントニコライ(聖ニコラウス)】と謂う聖人で数々の伝説が有り無実の罪に問われた死刑囚を救った聖伝が有りまして又、サンタがプレゼントを運ぶと謂う伝説と成ったのが此のお話で御座います。

「ある日ニコラウスは、貧しさの剰り、三人の娘を嫁がせる事の出来ない家の存在を知りニコラウスは真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れ此の時、暖炉には靴下が下げられて居た為、金貨は靴下の中に入って居たとの事で此の金貨のお陰で娘の身売りを避けられた」と謂う逸話が残されて居りまして此の逸話が由来となり、「夜中に煙突から家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」という、今日に於けるサンタクロースの伝承が生まれて居ます。

また、ニコラオスは学問の守護聖人として崇められており、アリウス異端と戦った偉大な教父でもあった。教会では聖人として列聖されているため、「聖(セント)ニコラオス」という呼称が使われ、オランダ語にすると「シンタクラース」と成りオランダでは14世紀頃から聖ニコラウスの命日の12月6日を「シンタクラース祭」として祝う慣習があった。その後、17世紀アメリカに植民したオランダ人が「サンタクロース」と伝え、サンタクロースの語源になったようです。

正教会系の国では、サンタクロースは厳密に「奇蹟者」の称号をもつ聖人たる聖ニコラオス(聖ニコライ)であり、聖ニコラオスの祝祭日は12月6日である子供たちがこの日に枕元に靴下を吊るしておくと、翌朝に入っているのはお菓子で現在のお菓子の靴下の原形ですね。

生誕祭である12月25日は聖体礼儀に行く日で、プレゼントは、本来有りませんが国に依ってプレゼント交換等を行う国も有る樣です。。

聖人のセントニコライは、学問の聖人から教育、子供の守護神の一面も持つとされ

セントニコライの祝祭日の夜には、其の一年間親の謂う事を聞き良い子には、靴下へお菓子が入れられますが悪戯ばかりの悪い子は、其の袋へ詰め込み魔界へと連れ去ると謂う伝説も有り秋田のなまはげに似た一面も持つとされますが其の部分に関しては、古代ケルト地方の精霊信仰が源流に有る樣です。

要するにクリスマスの原形と為ったケルト地方の季節祭が刻の流れと共に様々に象を変え現在の流れに至ったとされます。

故に結論として御子様から「サンタは、居るの?」と謂う質問に関しては、聖人として実在は、すると謂うものの夢のサンタは、居ないと謂う複雑な回答と為りますね

しかしある程度の年齢に至る迄は、居ると答えるのがスマートかも知れませんし子供は、夢が有っての子供ですから其の辺りは、親の裁量が試されますね

と、謂う訳で本日の徒然な講釈は、此処までとさせて戴きます。

天祥 九拝

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法話

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