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聖天様が好きな心の信仰

抱っこ!子供
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人を選ぶ神様だと知られる聖天様から、ご縁を授かり聖天様を信仰する人は、頭で信仰する人と心で信仰する人に分かれると存じます。

頭で行う聖天信仰も、心で行う聖天信仰も、共に大切と言えますが、特に聖天様が好きなのは、心の信仰です。

今回は、頭で行う聖天信仰と、心で行う聖天信仰の違いを、これより記したいと思いますので、宜しければ参考にして下さい。

頭で行う聖天信仰

ここで言う頭で行う聖天信仰とは、形に拘る信仰を指します。

形に拘ることは決して悪いことではなく、凄く大切なことであると言えるのですが、それもこれも先ずは心の信仰があってのことで御座います。

神様はどうだとか、仏様はどうだとか、作法はどうだとか、仏教はどうだとか、理屈っぽく難しく考える人がいますが、これは頭の聖天信仰であると言えます。

更に例を出しながら噛み砕いて説明しますと、聖天様の寺院へ参拝し祈願したいと思った時に、「先ずは参拝する前に、参拝するマナーを学ばないと駄目だ」とか、「明日は仏滅だから次の大安にしよう」とか、「聖天様は怖い神様だって言うし、どうしようかな」なんていう聖天信仰は、頭で行う聖天信仰です。

先ずは心の聖天信仰を行ってから、必然的に必要となる頭の聖天信仰をすることは良いことですが、心の信仰なくして頭の聖天信仰を行うことは本末転倒と言えます。

心で行う聖天信仰

心で行う聖天信仰を端的に言えば、まるで子供が「抱っこ!」と無邪気に抱きついてくるような聖天信仰です。

聖天様に助けて欲しい、聖天様に救って欲しい、聖天様に縋りたい、聖天様に願いを聞いて欲しい、聖天様に願いを叶えて欲しい、などなど。

聖天様の寺院へ参拝し祈願したいと思った時に、「何をどうして良いかわからないけど、とにかく聖天様に逢いたい、聖天様に願いたい、聖天様に縋りたい」というような聖天信仰です。

子供が「抱っこ!」と無邪気に抱きついてくるように、先ずは聖天様の胸へ飛び込むことが大切であり、そこから作法など頭の信仰を取り入れたら良いと存じます。

合掌
執筆者:聖パパ

作法と心得

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