聖夫婦
誰にでも、未来があれば過去があります。明日という未来があれば、昨日という過去があります。
聖天様に願い叶えて欲しいことがある。これは未来に対することです。しかし未来ばかり意識していては本末転倒となる場合が多くあります。
未来は現在の意識や行動により生まれますし、現在は過去の意識や行動により生まれます。つまり過去の意識と行動による結果が現在であり、現在の意識と行動による結果が未来になるのです。
未来も現在も過去も、全ては繋がっています。それにも関わらず、過去のこと棚の上にあげて、未来ばかりを意識し、聖天様に願い叶えて欲しいと願うも、聖天様から「その前に行うべきことがあるだろう」と言われるのが、オチである場合は多いです。
一般信者様は聖天様の御言葉を聞けなくとも、聖天様に御真言など一心不乱に唱えておれば、それを感じ取ることは可能です。と言いますか、実は感じ取っているのだけど、それを正しく理解していないという人が多いのではないかと存じます。よって、ここに聖天様からのメッセージを感じ取るアドバイスを書き記します。
先ずは皆様に伺います。
皆様は聖天様に禮拜している時、特に一心不乱に御真言を唱えて居る時、ふと脳裏に過去の出来事が過ることないですか?例えば「学校での出来事、会社での出来事、友達との出来事、恋人との出来事、家族との出来事、その他・・・。」一心不乱に拝んでいるにも関わらず、何故か自然と脳裏に過去が過る。これ、聖天様から「その前に行うべきことがあるだろう」と言われているのかもしれません。
聖天様に望む未来を願っても、未来に繋がっている過去に何らかの邪魔要素があれば、叶う願いも叶いません。過去を勝手に忘れて望む未来は無いのです。
例えば過去の過ちです。この世に過ち無き人間など存在しません。この世を生きるに、犯罪は以ての外としても、知らぬ間に誰かを傷付けていたりすることは、多分にあることで御座います。
仮に過ち以外のことでも、過去と未来は繋がっています。よって、「聖天様の御宝前で脳裏に過去が過る」という人は、聖天様に未来の願い叶えてもらう為にも、未来の願い事と同時に過去の清算も行うべきに存じます。
聖天様に過去の清算を自分で願うも良いですし、ご祈祷で願う場合は、願意を「過去清算」とすれば良いです。どれほどで過去の清算が出来るか否か、それには個人差が生じますが、その判断材料として、過去の清算を終えた時は、もう聖天様の御宝前で脳裏に過去が過ること無くなります。その時は聖天様へ速やかに御礼のご祈祷を行うこと忘れないように推奨します。逆に脳裏に過去が過る間は、未だ過去の清算を終えていないと言えますので、しっかり過去の清算を終えるまで、聖天様に願い続けることが肝要に存じます。
聖天様に願う過去の清算は、当方の各種祈祷でも承っておりますので、ご希望の方は下記リンクより進み、お申し付け下さい。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。