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聖天様の御供物は一対が最善

砂糖菓子の御供物
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本日は聖天様へ奉納する御供物について少し話したいと思います。

皆様も聖天様の寺院へ参拝した時に『お酒、お大根、甘菓子』など、御供物を奉納されているかと存じますし、ご自宅で聖天様の御札をお祀りする人も『お酒、お大根、甘菓子』など、御供物を奉納されているかと存じます。

さて、皆様は聖天様へ「同じ種類の御供物」を幾つ奉納していますか?例えばですが、お大根は何本お供えしていますか?お酒は何本お供えしていますか?甘菓子は何個お供えしていますか?

ここで言うのは、先にも記しました通り、「同じ種類の御供物」という意味です。

殆どの人が一種類一個の御供物をされているかと存じますが、御供物は一種類一対で奉納するのが最善であります。これは一対じゃなかったら駄目だという意味では無く、あくまでも一対の方が最善という意味ですから、一種類一個の御供物でも良いので誤解のないよう願います。

ちなみに「一対」とは、二個で一組という意味に御座います。

蝋燭立て、香炉、花瓶に関しても、三具足があれば五具足が御座います。三具足は全て一個を意味しますが、五具足の蝋燭立てと花瓶は二個で一対を意味します。これに関しても三具足で良いのですが、五具足が最善であるのと同じで、御供物も一種類一個で良いのですが、一種類一対の方が最善なのです。

毎朝の一番水や、お茶なども、一対の方が最善です。

最近の住宅事情からしても、御供台が小さいという場合が多いかと存じますので、あくまでも参考程度に聞いて頂ければ良いですが、一種類一対で御供物を置かれる場合は、左右対称に置かれると良いですし、スペース的に無理な場合は二つ並べて置いても良いです。

お酒など一対でお供えしようとした場合に、寺院への参拝なら二本購入する必要があると存じますが、ご自宅でお供えする場合は、聖天様専用の二個のグラスに入れて奉納しても良いです。

甘菓子なんかでも同じであり、同じものが二個入っている場合は、わざわざ二つ購入しなくても、寺院ならそのままお供えしても良いですし、ご自宅なら聖天様専用の二つの器に同じ甘菓子を置いて一対でお供えすれば良いです。もちろん器が一つしか無い場合は並べてお供えしても良いです。

聖天様は男天様と女天様の双身天王様ですから、御供物を一種類されるにも、男天様と女天様の両方に奉納する気持ちで行えば、その気持に聖天様である男天様も女天様も、お喜びになられるかと存じます。

聖天様への御供物は、一種類一個でも良し!一種類一対なら更に良し!に御座います。

合掌

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