毎日、聖天様のお勤めの際には蝋燭に火を灯し、お線香を焚きます。聖天様は、神道の神様ではなく、仏教の神様ですから、お線香を焚きましょう。
今回は、そのお線香についてお話しましょう。
お線香
飛鳥時代、538年(552年の説もあるようです。) 日本で「香」が用いられるようになったのは、仏教伝来の頃と考えられているようです。そして、江戸時代、中国からお線香の製造技術が伝わり、庶民のあいだにもお線香の使用が浸透していきます。
香の十徳
『香の十徳』という言葉を聞いた事がありますか?
北宋の詩人である黄庭堅さんが作られたもので、一休さんで知られている、一休宗純さんが日本に紹介したとされています。
お香の良さが伝わってきますね!
聖天様にお線香を供える
聖天様には、良いお線香をお供えして下さい。
良い…というのは、値段が高いという意味ではございません。
ご自分が、いい香りだと思えるお線香をお供えして頂きたいのです。
高いものがいい香りだとは限りません。
しかし、お高いものは、天然だったりして、いい香りが多いのも確かです。
毎日使うものですから、ご自分の範囲内で構わないので、出来るだけ良い香りだと思えるものを選んで頂ければと思います。
又、同じ香りばかりでなく、数種類あると尚良しだと思います。
気分が変わりますし、同じ香りばかり使用していると、香りに慣れてしまい、感じづらくなります。
毎日のお供えの1つです。心を込めてお供えさせて頂きましょう。
皆様からのコメントお待ちしております。