聖天様（歓喜天）を知らない人でもガネーシャ神は知っているという方も多いかと思います。
ガネーシャ神が有名となった一つの理由に「夢をかなえるゾウ」という本やドラマが大人気でした。
私もドラマを全て見ましたし、本も買って読みましたが、凄く為になる教えが沢山ありオススメ致します。
今日は、聖天様（歓喜天）の起源と言われているガネーシャ神について書いてたいと思います。
シヴァ神とパールヴァティー神の子供
聖天様（歓喜天）の起源であるガネーシャ神は、インドの神様でヒンドゥー教の神様である最高神、シヴァ神とパールヴァティー神の子供（長男）です。
シヴァ神
聖天様（歓喜天）の起源であるガネーシャ神の父親は、ヒンドゥー教の最高神と言われる三大神の一つであるシヴァ神ですが、シヴァ神は三大神の中でも最強の神様です。
シヴァ神は破壊神とされておりますが、その破壊とは建設的な意味合いで、次の創造を生み出すための破壊であり、つまりシヴァ神は「破壊神であり創造神」と言われています。
パールヴァティー神
次に最強の最高神であるシヴァ神を父親に持つガネーシャの母親、つまりシヴァ神の妻はパールヴァティー神です。
パールヴァティー神は優しい妻であり母である女神様ですが、戦いの神様という一面もあり、ある絵柄で戦いに出る前のパールヴァティー神の前で平伏すシヴァ神を見たことがあります（笑）
最強の最高神であるシヴァ神が平伏すパールヴァティー神の戦いは全戦全勝で、これまた最強の女神様なのです。
ガネーシャ神
次に最強の父と最強の母を持つ最強の子供ガネーシャ神です。
ガネーシャ神は、最強の両親の子供である為、これまた最強の神様なのです。
ゾウさんの顔
そこで誰もが最初に「顔がゾウさん？」と思うと思いますが、これには様々な説がありますが、最も有名なのは次の通りです。
そもそもガネーシャ神は、母親であるパールヴァティー神が、自分の体のアカを集めて人形を作り、そこに命を吹き込んで生まれたのがガネーシャ神だとされています。
そして、ガネーシャ神は母親であるパールヴァティー神から「今からシャワー浴びるから誰も入れたら駄目よ」と言われました。
そこへ何も知らない父親であるシヴァ神が帰ってきて、シャワー室に入ろうとした時にガネーシャ神が言い付け通り阻止した為に、シヴァ神が激怒しガネーシャ神の首を切り遠くへ投げ捨てたと言います。
そこへシャワー室から出てきたパールヴァティー神が、クビのない我が子（ガネーシャ神）を見てシヴァ神に「今直ぐ元に戻しなさい」と激怒し、シヴァ神は慌ててガネーシャ神の首を探したが見つからず、たまたま近くを通りかかったゾウの首を切り、ガネーシャ神に付けたと言います。
そんな最強の両親の子供に生まれた少しオチャメで最強のガネーシャ神が、後に十一面観世音菩薩と双身となられた姿で仏教に帰依なされ、聖天様（歓喜天）となったのです。
合掌
執筆者：パパ
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