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聖天信仰をしている方┃忌服の場合

忌服の場合
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忌服の場合

忌服の際には聖天様のお詣りはご遠慮しましょうと聖天信仰の手引きに載っています

更に聖天信仰の手引きにはこうも書かれています。

忌引の間神仏の前に出ないということは、神仏を敬う意味であって、その間神仏がその汚れを嫌って、守っていられないという意味ではない。神仏の『本誓』というものは、親の子に対する慈愛よりも、もっと強いものである。
–間割愛–
忌のかかった時に神仏の前に出ては申し訳ない、おそれかしこむ気持ちを出すことが、神仏の恩寵おんちょうを心に銘ずる一つの方便になるのである。忌中の遠慮は神様がそばへ寄り付くなと言われるのではなくして、こんな時におそばに寄っては申し訳ないと言って、こちらが寄り付かないのである。
神仏の方から来るなと言っておられるものではないから、一世一代の場合のような時は、遠慮なく取り縋るが良い
平素から熱心に聖天様を信じている者の一世一代の時は、そのものがどんなに汚れておっても、聖天様はそんな事に頓着なく、飛びかかって救いに来られるのである
※本誓=もともと 発 おこ した誓い。
※おそれかしこむ=慎重になって軽はずみな行動をとらないこと
恩寵おんちょう= 神が人間に与える恵み
※一世一代=一生に二度とないような重大なこと
平素から熱心に聖天様を信じている者の一世一代の時
自宅において御札の前でお詣りすることはもちろん、お寺に行って一心に祈願を籠めても差し支えない。

しかし、こういう時はむろん身体は汚れているのであるから、聖天様をお祀りしている本堂に上がったり、鳥居をくぐったりすることは遠慮すべきである

では聖天様の寺院に行った際どうするのか?

ご本堂に入らないで、また鳥居をくぐらないで、石段の下でお詣りしたほうが良い。
またできれば、忌や汚れのかかっていない人に頼んで代参をして貰い、自分は自宅で一生懸命にお詣りする方が良い

自宅でお詣りする場合においても、平素は忌のかかっている時や身体の汚れている時にはお詣りを遠慮した方が良いけれども、一世一代のような場合は自宅でのお詣りは少しも差し支えない

ということを踏まえた上でこれから説明するご遠慮する期間を見ていただきたいです。

女性の生理の時等は、ご遠慮するようにと書かれています。
これは、先に書いたこととと同じで聖天様が嫌がっているのではなく、その様な体調が優れない時は、ご遠慮しても差し支え無いと言う意味合いです。
この場合も一世一代の時は、自宅において御札の前でお詣りすることはもちろん、お寺に行って一心に祈願を籠めても差し支えありません。

お産があった時も同じく、ご遠慮するようにと書かれています。
これは、先に書いたこととと同じで聖天様が嫌がっているのではなく、その様な体調が優れない時は、ご遠慮しても差し支え無いと言う意味合いです。
産婦は75日、産婦の夫は10日ほどご遠慮すれば良いと書かれています。
この場合も一世一代の時は、自宅において御札の前でお詣りすることはもちろん、お寺に行って一心に祈願を籠めても差し支えありません。

親しい方が亡くなった場合も次を参考にして下さい。最近は忌服の短い方、忌の方を用いていることが多いです。

本人の妻          
忌=49日:服=90日

本人の夫          
忌=49日:服=13ヶ月
        
本人の親          
1親等:忌=49日:服=13ヶ月

本人の子供
1親等:忌=49日:服=90日

本人の兄弟姉妹
2親等:忌=49日:服=90日

本人の祖父・祖母
2親等:忌=21日:服=150日

本人の孫
2親等:忌=21日:服=30日

基本ご遠慮が必要なのは2親等までです。
親等で表すのは、本人の血族けつぞく、もしくは姻族いんぞくに限られます。

本人の子供(本人の養子)
1親等:忌=49日:服=90日
※養子に血の繋がりはありませんが、養子縁組をしている場合は通常の親等と同じ数え方をします。

本人の子供(再婚相手の連れ子)
1親等:忌=49日:服=90日
※本人が再婚し、再婚相手に連れ子がいた場合、その連れ子は本人からみて1親等です。

離婚しても、親子どうしは、1親等です。離婚や親権は、親等と関係ありません

このように書かれております。
先程も書きましたが、一世一代といわれる様な場合は別です。
又、祈願寺により多少の日数の違いがあるかもしれませんので、お詣りされる際はお問い合わせされることをお勧めします。

喪に服すのは一般的には2親等とされていますが、故人との縁が深い場合などは親等に関係なく喪に服しても良いのです。上記のものは女性の服の期間が短く書かれていたりしますが、今は同じと考えていただいて構わないと思います。

本来お寺は喪中においても問題なくお詣り出来るのですが、聖天様は仏様ではなく神様ですから、お寺に行っても鳥居をくぐらず鳥居の外から…ということが平素の場合は望ましいということです。

合掌

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