蝋燭の炎を見ていると何故か「ホッとする」「癒やされる」「和む」と思いませんか?
聖夫婦は聖天様と同じ空間にいるだけで落ち着くのですが、聖天様に蝋燭を献灯させて頂くと、「ホッとする」「癒やされる」「和む」というのか…もう何時間でもその空間で過ごしたくなります。
蝋燭の役割
供物
火は暗闇を照らす、寒さを凌ぐ、食べ物を煮炊きする等、人の暮らしのうえに欠くことができない尊い自然の恵みです。そのため供物として扱われるようになったのです。
蝋燭の火は、聖天様にお供えする『供物』です。
祓う
仏教には「光明とは智慧のかたちなり」という教えがあります。光は心の闇を照らし仏様の知恵と慈悲を讃えるといった意味です。光に照らし出されてあらわになった邪念や煩悩や邪気を祓うという思想は、はるか昔から受け継がれてきたものです。
穢れ
神域には「穢れ」を持ち込んではいけません。「穢れ」は「気枯れ」ともいいます。
ここで言う「穢れ」とは、「気枯れ」のこと。気が枯れている状態とは、やる気、気力、気迫、気持ち、などが枯れてしまっている状態のことを言っています。
聖天様は歓喜の神様です。聖天様「気枯れ」を嫌い、元気で朗らかな人を好みます。
ノイズ
炎は清めの火(浄火)として灯すと言われています。蝋燭で「穢れ」・「気枯れ」を祓い、あなたの思いを、願いをしっかりと聖天様に届けましょう。「穢れ」・「気枯れ」た状態では、あなたの声がノイズにつつまれて届きません。
蝋燭は自分の身を削り
蝋燭はゆっくりと自分のロウを溶かしながら、蝋燭を灯してくれた人の願い、思いを聖天様に届けてくれます。
蝋燭の消し方
①指で消す
親指と人差し指でロウソクの芯の一番下あたりをそっとつまむことで消します。 芯の一番下の部分は、上の部分と違いあまり熱くありません。やってみると以外と簡単なのですが、熱いのが苦手な方は、②の専用のお道具をお勧めします。
②専用の道具を使って消す
「蝋燭消し」が売られています。100均などにもあるようです。これは確実で簡単です。
③掌で消す
掌を上下に動かして、ロウソクの火をそっとあおいで消します。誤って蝋燭を倒してしまったり、という危険が無いよう細心の注意をして下さい。
皆様からのコメントお待ちしております。