たまたま、そこを通っていただけなのに…
本当にあった怖い話
A子は、専門学校近くのカフェでお昼を食べていた。
ピーポーピーポー・・・
救急車…それにパトカー?
近くでなんかあったのかな….と思ったので、
少し騒ぎがおさまってから学校へ戻った。
専門学校の前に人だかりが出来ている。
もしや私の学校で事件?
「何事?..」A子はつぶやいた。
「すいません、学校に入りたいので…」そう言いながら人混みをかき分けて前に出る。
すると…
よくある殺人事件の現場のような、チョークで書かれた人形(ひとがた)がある。
A子「もしかして、殺人?」隣りにいる学生に声をかけてみた。
学生「えっ?知らないの?飛び降りよ!」
A子「まじで?」
A子「で…助かったの?」
学生「飛び降りた子はね…搬送されていったから」
A子「どういう事?」
学生「下を歩いていた子に激突して、飛び降りた子は意識があったのよ。」
学生「下を歩いてた子は、頭から血が出てて…即死だったみたい..」
…とその学生が言ったその時、
「なんで私なのよ!!」と…その学生の隣にいた子が、叫んだ..
そして、陽炎のように顔がぐにゃっと曲がったように見えて..消えた…
A子と学生「えっ….」
A子と学生「えっ….何今の…消えた?」
その後知ったのですが、飛び降りた子は、下を歩いていた子がクッションとなり、やはり助かったということだ。
下を歩いていた子は、やはり即死だったらしい。
A子とその学生が聞いたその声は…突然飛び降りに巻き込まれ、人生を奪われた…その子の無念の思念が残っていたのかもしれない….
運が悪かったでは済まされない事件だ。
何もしていないのに…ただ歩いていただけなのに。
まさか上から人が降ってくるなんて思いもしなかった筈だ。
「なんで私なの?」
と言いたくなる気持ちも理解できる。
だって、そこは専門学校で、生徒は多く…何も自分じゃなくても良かった筈だ。
そもそも、その子は…もっと生きたかった筈だ。
歩く時…頭上にも注意する必要があるのかも….
寂しい霊は誰かを道連れにと悪さをする場合もあります。
皆さんも日頃から、聖天様(歓喜天)に災難除けをお願いし、お守り頂きましょう。
諸難消除
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。