『お守り』、様々な種類のお守りがございます。合格成就、交通安全、金運隆昌、良縁成就、子宝成就、…などなど数えたらきりがない程。皆様はいくつぐらいお守りを持っていますか?
『お守り』の正しい扱い方
今回は『お守り』についてお話します。正しい『お守り』の持ち方を知り、是非ご縁を結ばれた神仏様とより深い御縁となりますように参考になればと思います。
『お守り』には神様が宿っておられます。御札を家にお祀りできない、その様な状況でも、神仏様と繋がれる、それが『お守り』です。
『お守り』はお土産ではありません
神社仏閣巡りが好きな方や、それほど信心深くは無いけれど、旅行が好きで、ついでの神社仏閣巡りをよくする。という方がおられます。
もちろんそれ自体は悪いことではございません。もしかしたら、そこで神仏様との運命の出会いがあるかもしれませんし、神仏様に呼ばれているのかもしれません。
しかし、そういう方の中に、その土地、その場所に行った記念品の様な扱いで『お守り』をコレクションの様に集めて楽しまれる方がいらっしゃるのです。『お守り』を見ただけでは、どれがどこの『お守り』なのかも忘れてしまった!というような意識でお守りを持つことは避けて頂きたいのです。
お守りはキーホルダーなどではございません。何度も言いますが、そこに神仏様が宿っておられるのです。そのことを忘れないで頂きたいのです。
又、記念として購入した『お守り』を、ご家族や、親戚、お友達などにお土産として渡される方もいらっしゃいます。
お土産として頂いたお守りを喜んで大切に扱って頂けるなら全く問題なしです。むしろ良いことをされたと言えるでしょう。
しかし、お土産として頂いた側が、それこそお守りをお土産のように扱い、適当にタンスなどに仕舞われて、結局使わないままどこかで眠っている…そんなことを心配しているだけです。
くどいですが、それぞれの神社仏閣にはそれぞれの神仏様がいらっしゃり、そして、その『お守り』には、そこの神仏様が宿っておられます。決して失礼な扱い方をして良いものではございません。
置きっぱなしの『お守り』
しかしながら、「ハイ、お土産!」と言われて、『お守り』を貰った経験の無い方は少ないのかもしれません。
〇〇を願って、心を込めて頂いたお守りは、それこそ大切に扱われるでしょうから、なんの心配もいりません。
せっかく頂いた『お守り』です。大切に扱って頂き、日々感謝し、『お守り』に込められた願いを叶えて頂いている神仏様の存在を感じ、繋がって頂き、御縁を更に深めて頂ければと願います。
しかし、お家に、どこで購入したのかも忘れてしまった様な『お守り』や、もうどこの誰に頂いたのかも忘れてしまったというような『お守り』が眠っていませんか?
更に言えば、持ち歩いたこともない、可愛そうな『お守り』が眠っていませんか?
例え持ち歩いていたとしても、もうどれがどれか分からないような、ゴチゴチャにして、カバンに突っ込まれている『お守り』がありませんか?
これを機会に、是非整理されることをお勧めします。
それ、本当に駄目な扱い方です。
もしも、ドキッとされた方は、神社系の『お守り』は神社に、お寺系の『お守り』はお寺に「大変申し訳御座いませんでした。」と心から謝り、返納させて頂きましょう。
※他の神社や他の寺院のものは受けないという神社や寺院もありますので、そこは神社や寺院の作法に従い、返納を受けてくれる神社や寺院を探して返納して下さい。
『お守り』の正しい持ち方
『お守り』を持ち歩く場合
『お守り』を持ち歩く場合何処に入れて持ち歩くのかは、それぞれの願意にあった場所が理想です。
例えば、
合格成就なら、通学カバンに入れるとかが良いのではないでしょうか。落としてしまいそうな場所や、汚れてしまいそうな場所は避けて下さい。
合格成就なら、願意にあった場所で、ペンケースなどが良いような気がするかもしれませんが、ペンケースの外にキーホルダー的に付けると、しょっちゅう移動させたりした際に傷んでしまったり、カバンに入れる際に同じく傷んでしまったり、モノとぶつけて傷んでしまったり、ペンケースの中では汚れてしまうことも考えられます。その様な場所は避けて下さい。
この様に考えて、それぞれの願意に沿った居心地のいい場所を選んでできるだけご自身と離れない場所にあることが理想です。
厄除祈願なら、出来るだけ肌に近いスーツの内ポケットや毎日持ち歩くなら通勤カバンなどもいいかもしれません。
金運隆昌なら、財布などに入れるのが良いのかもしれませんが、ズボンの後ろポケットに財布を入れる方は、お財布に入れるのは避けて下さい!お尻に、神仏様…ね、駄目でしょ?
その様に考えて神仏様が居心地のいい所に入れて持ち歩くことをお勧めします。
そして、神仏様にとって居心地のいい場所にするためにも、お守りを入れる場所は常に綺麗にしておくように心がけましょう。そして、日々感謝を忘れず、願いが叶うよう毎日お願いしましょう。
『お守り』自宅に置く場合
外に持って出るのが難しい場合はご自宅に置くのも良いです。
この場合も願意に沿った場所が理想的です。
合格成就なら、学習机など、毎日勉強する周りに置くことは、願意に沿った置き方だと言えます。同じ様に考えて、置き場所を探してみて下さい。
ご自宅に置く場合は、お守りができるだけ南向き、または東向きになるようにし、どうしても南、東が無理なら西向き。しかし北向きは絶対駄目です避けて下さい。少し目線より高いところに置ければ理想的です。そして、日々感謝を忘れず、願いが叶うよう毎日お願いしましょう。
『お守り』のお役目が終わる時
『お守り』がボロボロになっても持ち続けることは、物持ちが良い..と褒められたりはしません。
『お守り』にはお役目がございます。
期限のない願いなら、1年を目安に。期限のある願いなら、その期日が過ぎた時や、叶った時、又はその願いをヤメた時などにお役目終了となります。
お役目が終了した『お守り』は、頂いた神社仏閣に心から御礼を言って返納させて頂きましょう。
同じ願意で新しい『お守り』を授かるなら、まずは今までお世話になった『お守り』を返納してから授かって下さい。
まとめ
いろいろとうるさいことを言いましたが、『お守り』をせっかく授かるのです。
正しく扱うことで、神仏様の居心地もよくなり、関係もより深まり、あなたの願いが叶う、日々護って頂く為にも、決して失礼の無いようにしましょう。
『お守り』に関することのQ&Aはこちらの記事も参考に!
皆様からのコメントお待ちしております。