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年忌法要に付いて

不動明王
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僧侶様の法話

さて昨日は、中陰法要に付いて講釈して見たのですが…。

先程、「鬼灯の冷徹」の愛読者より「裁判官が足りないのでは?」と言う御指摘を賜りましたので本日の講釈と成るの御座いますが…。

確かに満中陰迄の裁判官は、七人居られますが「鬼灯の冷徹」では、十王として登場して居り十人の裁判官の設定と成って居ります。

此の十王は、中国道教の影響が御座いまして日本でも比較的有名な裁判官ですが往生要集を見ると十三佛信仰から十三人の裁判官が存在致します。

では、満中陰以降の裁判官の役割と為りますが其は、人間界以下の世界(地獄、餓鬼、畜生、修羅)に堕ちた亡者の再審の方で有り謂わば追善の徳での情状酌量と刑期短縮が有ります。

触りでお話しすると
【百ヶ日】(卒哭忌)

裁判官は、平等王
弁護士は、観世音菩薩

【一周忌】(小祥忌)

裁判官は、都市王
弁護士は、勢至菩薩

【三回忌】(大祥忌)

裁判官は、転輪王
弁護士は、阿弥陀如来

【七回忌】(休廣忌)

裁判官は、蓮華王
弁護士は、阿?如来

【十三回忌】(称名忌)

裁判官は、慈恩王
弁護士は、大日如来

【卅三回忌】(清浄)

裁判官は、祇園王
弁護士は、虚空蔵菩薩
と為ります。

先程より裁判官と弁護士の喩えで説明して居りますが本質は、【本地佛と申します。】佛樣が姿を変え二役を務められて居り表裏一体で有り二身の姿を顕し二極性(慈悲の象)の姿で裁判を行います。

謂わば親が子を思うが故に優しい面で諭しと恐ろしい憤怒の面を以て叱り反省を促す訳です。

要するに本人に罪の自覚を与え反省を促す為の裁判で有り又、地獄や餓鬼等の世界が存在する訳で御座いまして決して罰を与える訳では、無く心からの反省と解脱(抜苦楽与)を本質として居るのて御座います。

天祥 九拝

執筆者:瑞鳳天祥

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法話

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