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人生時間

神仏様
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僧侶様の法話

皆様に置かれましては、日々御精進の事と存じます。
さて、御彼岸も終り日々秋の深まりを感じる今日この頃で御座います。

前回のお話では、御彼岸は、命を考える期間とお話致しましたが本日は、其の繋がりで【人生時間】に付いてお話致したいと思います。

此の人生時間とは、御存じの方も多いと思いますが一生を一日(24時間)に当て嵌める考え方で御座いまして其の計算式は、実に簡単で【自分の年齢を3で割り産まれた時刻を零時とし其の値を一日に当て嵌めます。】

例えば24歳の方で有れば24÷3=8で午前8時と為ります。

小数点以下は、分、秒に当て嵌めます。

さて、此の【三】と謂う数字で割る理由は、定かでは、御座いませんが個人的な解釈では、春夏秋冬の流れに於ける三つの節目【生、旺、墓】(詳しくは、歳時記土用に付いてを御覧下さい)若しくは、人生の節目、【青年、壮年、晩年】が関係有るのかと勝手に推察して居りますが・・・。

上記の数式で出た値が何時に有るかで自分の人生時間が何時かが解るはずです。
例えば18歳の方で有れば午前6時と成り冬時期で有れば夜明け前と成り殆ど周りが見えない状態ですし起床の時刻かも知れません。

故に思春期から大人に成る為の目覚めで有ったり自身の環境や人生の選択等迷う時期と為ります。

しかし人生時間で置き換えお話すると、6時で有り周りが見えないのも当然で有りますし暗中模索するのも当然の事で御座います。
ですから焦る必要も無ければ悲観する必要も無いのです。

故に社会的には、未だ青く季節の始まりの希望に目覚め若葉芽吹く春が訪れる青春と呼ばれるのでしょう

さて年齢も重ね30代~40代は、壮年期とも呼ばれ午前10時~正午と為り活動自体も活発と成り又周りも良く見えますから社会的にも大人として分別も付く樣に為り様々な挑戦をしたり環境も目まぐるしく変わります。

しかし正午は、昼食や午睡の頃から午後への活力を備える為に休憩を挟みますから疲れてたならば一休みをして午後の活力を蓄えても構わないのです。

軈て晩年に至れば時刻は、夕暮れから夜の帳に至り一日の振り返りや就寝への支度を始めます。

言い替えるならば終活の時期に至り差し迫る最期の時への準備や明日への支度(遺される者や若者達への指導等)を始めます。

曰く人の人生とは、産まれた時点砂時計の砂が落ちるが如く終焉へ向かって歩み続けて居ります。

其の流れの中で樣々な経験や縁が有り刻を紡ぎます。
しかし終焉が有るからと言って悲観したり世を儚む必要も有りません…。

何故なら貴方と謂う存在が有るからこそ縁が有り互いに補い影響し又周りの人が喜び、幸せを感じられるのです。

謂うならば縁有って存在すべくして存在し生きる事を赦され又、必要として産まれたのです。

則ち【宇宙無双日乾坤只一人】ですから生きて居る以上は、刹那を大切にして折りに触れ自分と向き合い又、幸せな人生で有ったと思える一日、一年、一生と謂う刹那の積み重ねを育みたいものです。

天祥 九拝

執筆者:瑞鳳天祥

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