聖天様に浴油祈祷し、祈願している人から、無料相談で多くいただく質問が、「複数箇所の寺院で浴油祈祷しても良いですか?」という質問です。
これ寺院によっても行者によっても「良い」とか「良くない」とか「複数箇所でする意味がない」とか、その考え方や答えは異なると存じますが、基本的に駄目だということは無く、複数箇所で聖天様に浴油祈祷しても良いです。
但し、次のことを、よく理解した上で行って下さい。
複数の寺院で浴油祈祷し祈願する良し悪し
複数の寺院で浴油祈祷し祈願するのは良いですが、その時に注意して頂きたいのが、『ご縁の問題』と『御札の問題』です。
これより、複数の寺院で聖天様に浴油祈祷し祈願する『ご縁の問題』と『御札の問題』を申し上げます。
ご縁の問題
祈願寺がある人など、寺院とのご縁がある人は、そのご縁を大切にするべきに存じますが、他で浴油祈祷したからと言って、天罰が下ることは御座いませんし、そこは願う人の自由に御座います。
また、ご縁ある寺院での浴油祈祷が、毎日行われていないので、どうしても願いたい時に願えないという人は、他の寺院で浴油祈祷するしか無いというのも、現実の事情かと存じます。
但し、聖天様は人を選ぶ神様であり、ご縁の神様ですから、ご縁を最初に授かった聖天様は大切にすることが大事です。
結構多いのが「A寺で聖天様に浴油祈祷したけど願い叶わないからB寺で浴油祈祷しても良いですか?」という相談です。
これは『ご縁』を重んじた意識に欠けますし、聖天様の意に反する意識ですから駄目ですね。
私も、聖天様とのご縁を重んじる人には「良い」と返事していますし、聖天様とのご縁を重んじていない人には「良くない」と返事しています。
あくまでも、聖天様から授かった、聖天様とのご縁を大切に重んじるのであれば、どこの寺院で浴油祈祷しても良いです。
そもそもの話しとして、各寺院の聖天様によって、ご縁の違いは御座いますが、聖天様は同じ聖天様に御座います。
ただ、明らかな違いとして言えるのは、行者の法力の違いといいますか、行者の法力の差です。
例えばですが、聖天様を天皇陛下と仮定し、天皇陛下を知る者に願い事を届けてもらうとします。
これ何処の誰に頼んだとしても、結果的に届くのは、同じ天皇陛下です。
ただ違うのは、願いを届ける者です。
つまり、浴油祈祷で言えば行者です。
同じ天皇陛下に願いを届けるにしても、側近の関係にある人間がいれば、ご友人の関係にある人間もいますし、お身内の関係である人間もいます。
また、関係の深さのみならず、その人間の伝える力によっても、結果に差が出るのは明らかです。
例え聖天様が同じ聖天様であったとしても、誰に願いを届けて貰うかによって、その差が出るのは必然と言えるのです。
わかりにくいかもしれませんが、もう一度だけ申し上げます。
各寺院によってご縁の違いはあれど、何処の寺院の聖天様であれ聖天様は聖天様です。
しかし、その同じ聖天様に願いを届けるにしても、その願いを届ける行者の法力の差によって、様々な差が出ることは必然と言えるのです。
聖天様に願い届ける行者は、一人しかいないという小さな寺院があれば、聖天様に願い届ける行者は、複数居るという大きな寺院もあります。
しかし、大きな寺院の行者だから法力が強いとは言えませんし、小さな寺院の行者だから法力が強いとも言えません。
行者の法力の差は、寺院の宗派によって全てが決まるものにあらず、寺院の大きさによって全てが決まるものにあらず、僧侶の位の高い低いによって全てが決まるものにあらず、僧侶であるか否かによって全てが決まるものにあらず、修業の度合いによっても強い法力を得る人間がいれば、生まれつき強い法力を得ている人間も存在します。
そうは言っても、聖天様に祈祷する行者である以上、その願いは必ず届きます。
何処の寺院の行者であれ、聖天様に仕える行者であれば、必ず願いは届きます。
願い叶うか否かに最も影響する大きな問題は、寺院の差による問題でもなく、行者の差による問題でもなく、最も大きく影響するのは願う本人の問題なのです。
行者に頼んで聖天様に浴油祈祷すれば、願い叶うという問題では御座いません。
そこに願う本人の努力精進が絶対的に必要であること、言うまでもないことに御座います。
自分自身の努力精進を怠らず、聖天様とのご縁と寺院とのご縁を大切にしながら、ほかの行者の法力を借りるならば、ほかの寺院で浴油祈祷しても良いです。
御札の問題
あと問題となるのが浴油祈祷で授かる聖天様の御札です。
ご縁ある寺院を大切にしながら、他の寺院で浴油祈祷するのは良いですが、複数の寺院で聖天様の御札を授かり祀るのは良くないです。
浴油祈祷すれば聖天様の御札を授かる寺院は多いですが、浴油祈祷のみ行って御札はご遠慮することも可能ですから、御札はご縁ある寺院の御札のみ祀り、他の寺院では浴油祈祷のみ行って下さい。
各寺院で授かる御札は、各寺院で安置されている聖天様のご分身です。
これ先程の話にも出ましたが、何処の寺院であれ聖天様は聖天様であるものの、宗派や寺院によって若干作法が異なりますし、各寺院によっても聖天様の性質といいますか、その特徴が若干異なる場合も御座います。
また、寺院によって作法が異なるということは、皆様の自宅での作法にも支障が生じます。
聖天様の御札に対する作法は、その聖天様の御札を授かった寺院の作法を重んじ従い行うべきですが、A寺から授かった聖天様の御札と、B寺から授かった聖天様の御札と、それぞれ作法が異なれば困りますよね。w
また、ご縁の異なる性質がことなる聖天様の御札を複数安置することで、禍が生じることあれど良いことは何も御座いません。
よって、ご縁ある寺院とは別の、他の寺院で浴油祈祷することは良いですが、御札だけは授からずご遠慮し、ご縁ある寺院で授かった聖天様の御札のみ安置し祀って下さい。
複数の寺院へ参拝し祈願する良し悪し
次に、複数の寺院へ参拝して祈願しても良いか否か、お話します。
これも先の『ご縁』ということを大切に重んじれば、複数の寺院へ参拝し祈願しても良いです。
もちろんそれは、聖天様がいらっしゃる寺院のみならず、聖天様がいらっしゃらない寺院への参拝も同じです。
よく「聖天様は嫉妬するから他の寺院や他の神仏様に参ったりしない方が良い。」というような、聖天様に関係する迷信があるようですが、全く気にする必要は御座いません。
そもそも聖天様は嫉妬したり致しません。w
ただ、人間側の礼儀として、他の寺院の聖天様に参る時は「いつも◯◯寺で聖天様を信仰し祈願している者に御座います。」という、ご挨拶の自己紹介でも一言あれば良いと存じますし、聖天様とは別の神仏様に参る時でも「いつも聖天様を信仰し祈願している者に御座います。」と、ご挨拶の自己紹介でも一言あれば良いです。
聖天様は全ての諸仏神様に通じる神様であり、聖天様以外の神仏様に参拝することは、聖天様が嫉妬するどころか、逆に聖天様の意に適うことであるのです。
但し、複数の聖天様の寺院を参拝し祈願したり、聖天様ほか複数の神仏様に参拝し祈願するのは良いですが、その時に注意して頂きたいのが、『御守の問題』と『ご祈祷の問題』です。
これより、複数の寺院で聖天様に浴油祈祷し祈願する『御守の問題』と『ご祈祷の問題』を申し上げます。
御守の問題
先程、御札の問題について話しましたが、御守も同じです。
よく神社仏閣巡りが好きで、その度に御守を購入するという人がいますが、御守は多ければ良いという物では無く、おみやげ感覚で御守を購入していると、逆に何らかの禍を招くことが御座いますので、これは避けた方が良いです。
御守は必要と感じた数だけ持つようにして下さい。
御守は、おみやげでは、御座いません。
ご祈祷の問題
これは、聖天様を信仰し、聖天様に御祈祷し、聖天様に願っているにも関わらず、ほかの神仏様の寺院へ参拝した時に、他の神仏様にも御祈祷し願う良し悪しの話です。
これ他の神仏様へ御祈祷しても先程に話しました通り、意識の問題と御札の問題を理解しておれば、他の聖天様へ御祈祷しても良いです。
他の寺院で他の神仏様に御祈祷するならば、先に御祈祷する神仏様に手を合わせ、聖天様を信仰し聖天様に祈願していること伝え、ご挨拶してから行って下さい。
また、その時も御札は授からない方が良いです。
どうぞ、参拝と御祈祷だけ行い、御守は必要な物だけ持つようにして下さい。
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最後まで読んで下さり有難う御座いました。
もし良かったら気軽にコメントして下さい。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。
聖天様とご縁がありいろいろ読ませていただいております。
以前から不動明王様・摩利支天様ともご縁がありご祈祷してもらっていますが
聖天様にもご祈祷してもらうことはどうなのでしょうか?
棚には聖天様を中心に脇に摩利支天様、不動明王様のお札を置こうと思っており、
当然、失礼のないように聖天様を一番にお祈りしたいとも考えております。
どのようにすればよいかご教授よろしくお願い致します。
いつも聖天様ブログご愛読ありがとうございます。
お話を聞く限り聖天様へ祈祷して頂いても良いです。
神棚も聖天様を重んじており問題は御座いません。
他にも何か相談あれば気軽に無料相談から連絡して下さい。
聖天様への各種祈祷は当方でも行っておりますので宜しければお申し付け下さい。
合掌