ドラマや映画で登場する「悪者」に対して、
それまで行った悪行の報いを受けて不幸な末路を遂げたり、
天罰が下るエンディングであれば、
なんだかスッキリとした気持ちになった経験がありませんか?
逆に「悪者」がそのまま栄華を極めるエンディングだと、
なんだかもやもやしてスッキリしない…
そんな経験はないですか?
他人の不幸を願う
あなたに害を及ぼす人
現実世界でのことを考えてみましょう。
あなたに対して害のある人がいたとします。
直接相手を陥れるような行動はしないまでも、
「天罰が下ればいいのに」と思ってしまう、そんな経験ありませんか?
要は現実世界でのあなたが思う「悪者」に対して『不幸を願う』こと。
今日のお話はあなたが思う「悪者」に対して『不幸を願う』ことについてのお話です。
「天罰が下ればいいのに」…と願うのは、相手の不幸を願う行為です。
『不幸を願う』感情が湧く心理というは、
願ってしまった方が特に特殊というわけではなく、
多くの人が普通に持ち合わせている感情だったりします。
しかし、ご注意頂きたいのは、他人の不幸を願うこと…これは『呪い』です。
あなたに害をなす人は、あなたから見て悪者ではありますが、
・失敗すればいいのに
・人生転落すればいいのに
などなど…まだまだ様々な言い回しがあると思いますが、
言い方は違えど、お相手の不幸を願うことに違いはなく、これは『呪い』です。
ところで…
先程からく天罰と言う言葉が出てきております。
他にも神罰とか仏罰という言葉があります。
これ勘違いしている方も多いのですが、
・天罰が下りますように、
・神罰が下りますように、
・仏罰が下りますように
と願う行為
これは、天罰でもないし神罰でも仏罰でもない、単なる『呪い』なのです。
天罰や神罰や仏罰は、
人間ごときが誰々に罰を下してくださいと願うようなものではありません。
それは神のまにまに。神様の思うがままにお任せしましょう。
自分ではそんなつもりは無くても、それを願うことで『呪い』をかけることとなります。
『願い』は神様や仏様へ通じるものですが、『呪い』は悪魔へ通じるものです。
仮に聖天様へ願ったとしても、通じるのは悪魔や毘那夜迦です。
悪魔や毘那夜迦と繋がるような人の側には、聖天様はおられません。あなたから離れていかれます。
ではどうすれば良いのでしょう?
映画やドラマにしても、もちろんフィクションではありますが、悪者の不幸を願うのではなく、善者を応援する、そんな人間になりましょう。
現実世界では、
あなたにとっての悪者に対して、『不幸を願う』のではなく、
ただただ、あなたが幸せになることを願って欲しいのです。
例えば、
人害消滅を願ってはどうでしょうか。
あなたに害を及ぼす人害を消滅させることを願うこと…これは良いことです。
あなたに害を及ぼす人以外にも
妬みや嫉み、嫉妬など、
あなたが欲しいものを手に入れている人、
あなたよりも成功している人、
などなど、あなたの『羨ましいと思う気持ち』を募らせる人がいたとします。
『羨ましいと思う気持ち』が募りすぎると「憎い」とか「呪わしい」という激しい感情が湧いてきたりします。
そんな羨ましい人が不幸になると、
「他人の不幸は蜜の味」とか「他人の不幸で今日もメシがうまい」、「メシウマ」など様々な言い方があるようですが、要は羨ましいと思った人が不幸になったことを聞いて『ざまあみろ!』という気持ちになった経験がある方も少なく無いのではないでしょうか。
芸能人などのゴシップ記事であなたが羨む芸能人が幸せを語る記事よりも、やはり不幸を語る記事のほうが沢山売れるニュースなのだと言われています。
しかし、あなたを含め、私達聖夫婦は、聖天様にお仕えする身。
「他人の不幸は蜜の味」とか「他人の不幸で今日もメシがうまい(メシウマ心理)」などという考えではなく、
他人のことであっても、苦しみや悲しいことなどが起こったと聞いたとき、応援できる人となりたいし、皆様にもなって頂きたいと思います。
まとめ
現世を生きるのですから、人と人との関わりは断ち切れません。人間関係は避けて通れぬことなのです。
長い人生、あなたの周りに、あなたを裏切ったり、苦しめたりする人が現れるかもしれません。
しかし、だからといって他人の不幸を願うこと、『呪い』はいけないことなのです。
仮に他人の不幸を願ったことが悪魔や毘那夜迦に通じ叶ったとしましょう。
あなたはそれで幸せになれると思いますか?
幸せどころか因果応報によりあなたも不幸になるのです。
今、あなたが辛い思いをしているなら、誰かの不幸を願うのではなく、あなたが幸せになることを神様や仏様、聖天様に願うことが大切です。
天罰を願うほどのあなたに害を及ぼすお相手がいるとしても、それは神様や仏様にお任せです。神のまにまに!です。
誰かの不幸より、あなたの幸福です。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。