身も心も清めて、お詣りしなくてはいけない。また、忌服の時やご婦人の汚れの間は、直接のお詣りは遠慮するほうがよい。
これは聖天信仰の心得十二条の中の其の三です。
ここでは、聖天様(歓喜天)への、お詣りに関し説かれて御座います。
身も心も清めて
聖天様(歓喜天)にお詣りされる時は、身も心も清めてからお詣りされて下さい。
可能は場合は入浴で身を清め、お着替えして詣られると良いです。
但し、身を清めるとは、なにも入浴に限定したことでは御座いませんので、お仕事を終えてからお詣りされるなどする場合には、塗香で身を清めれば良いです。
また、塗香も無い場合は、鳥居を潜る前に「おんくろだのううんじゃく」という御真言を唱えてから、お詣りされて下さい。
また、身のみならず心の清めも大切です。
イライラしたり、恨みや妬みを抱いたり、ネガティブ思考によって負の心ではなく、心穏やかに感謝と御礼の意を忘れず、ポジティブ思考によって清めた澄んだ心でお詣りされて下さい。
忌服の時
忌服とは、近親が死んだ場合に、一定期間を喪に服するということです。
仮に両親であれば49日とか御座いますが、宗派などによって考えが異なる場合も御座います。
このような忌服の間は、聖天様(歓喜天)へのお詣りを、ご遠慮した方が良いという意味です。
但し、これは聖天様(歓喜天)が神様であるが故のことですから、十一面観音様など他の仏様にお詣りされるのは構いません。
また、どうしても忌服の時に、聖天様(歓喜天)にお詣りしたい場合は、鳥居の外からお詣りして頂ければ大丈夫です。
更に、これらは聖天様(歓喜天)が「遠慮せよ」と言われているのではなく、人間側が「ご遠慮」しているのであるからして、火急の願いがある時などはお詣りされても大丈夫です。
自宅のお札への拝礼に関しては、宗派や寺院によっても考えが異なりますので、お札を授かった寺院で作法を確認されて下さい。
また、寺院に聞きにくいなどの場合は、私に無料相談して頂ければ対応させていただきます。
御婦人の汚れ
御婦人の汚れとは、女性の月経(生理)で御座います。
これも先程の忌服と同じく、鳥居の外からなら問題は御座いませんし、聖天様(歓喜天)が「遠慮せよ」と言われているのではなく、人間側が「ご遠慮」しているのです。
また、これには賛否両論が御座いまして、「月経(生理)は汚れじゃない」と説かれる、神社の宮司様や寺院の住職様もいらっしゃいます。
これは昔からの言い伝えによるものでありますし、寺院などによっても考え方は異なりますので、参る寺院に確認されるか、少しでも気になる場合は、ご遠慮された方が無難かと存じます。
但し、私ら夫婦も「月経(生理)は汚れじゃない」と考える派です。
※但し、それ相応の対策と気遣いは必要かと存じます。
気になる女性は下記ページご一読下さい。
また、個別に相談が御座いましたら、気軽に無料相談して下さい。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。