【悩み相談】聖天様に２回目の願い事は叶い難いのか否か

Question

今回は「ナオン様」からコメントで頂いた質問に答えたいと思いますが、他にも同じような疑問を持つ人は多いかと存じますので是非とも参考にして下さい。先ずはコメントで頂いた質問を引用しますので宜しくお願い致します。

Answer

ナオン様、はじめまして。この度はコメントで質問して頂き誠に有難う御座います。今回の質問のポイントは「2回目の願いことが叶い難いのは、お礼の金額が少なかったからか？」と「何故2回目の願いことは叶い難いのか？」に存じますが、宜しくお願い致します。

2回目の願い事

聖天様への願い事で「1回目は叶い易く、2回目は叶い難い」ということは御座いません。1回目から叶い難い人がいれば、1回目も2回目も叶い易い人もいます。要は叶い易いも叶い難いも1回目とか2回目とか回数の問題では無く個々の人間による問題であり、これには幾つかの理由が想定できるのですが、その中でも代表的な理由を幾つか書き記しますので参考にして下さい。

叶う時期と聖天様の意

聖天信仰の心得十二条には「お願いの叶わぬときは、未だその時期でないのか、誤った願い方をしていたか、または聖天様のお気持に反するような、お詣りの仕方をしていたからであるから、特に反省してみる必要がある。」と書き記されてあります。

つまり、1回目の願いは「最悪の状況から脱する」に叶う時期であったが故に叶い易かったものの、2回目の「収入がもっと増えて」という願いは、未だ叶う時期にあらず叶い難いということが想定出来ます。

次に「お礼の金額が少なかったからでしょうか？」ということですが、聖天様への御礼は金額で良し悪しが決まるものでは御座いません。極論で申しますが、仮に100万円の余裕ある人が御礼をケチって100円にすることは、御礼を軽んじた意識と行為であり駄目ですが、1円の余裕しかない人が1円にすることは、御礼を重んじた意識と行為であると言えます。

これ金銭的な話だけじゃないですが、要は金銭以外のことであっても、その意識と行動が聖天様の意に反す意識と行動になることで、願いは叶い難くなりますので、仮に1回目は聖天様の意に適う意識と行動で願い事したので叶い易かったけど、2回目は聖天様の意に反す意識と行動で願い事したので叶い難いということも想定出来ます。

功徳の有無

これ願い叶い難い理由の王道です。

そもそも聖天様に願い叶えて貰う為には、其れ相応の功徳が必要になります。基本的に多くの功徳を積まれている人は願い叶い易いですし、功徳を積まれていない人は願い叶い難いと言えます。

1回目の願い事では必要な功徳を得ていたので願い叶い易かったけど、2回目の願い事では必要な功徳を得ていないので願い叶い難いということも想定出来ます。

これ聖天様に限らずですが、聖天様に願い叶えて貰う為には、其れ相応の功徳を積まなくては駄目です。また、願い事が大願になればなるほど多くの功徳が必要になります。願い叶い難い理由を1回目とか2回目で判断せず、1回目の願い事は功徳が足りたも、2回目の願い事は功徳が足りないと理解し、日々功徳を積まれることが肝要に存じます。

他にも個々の人間や個々の願い事により様々な理由が想定できますが、この辺りを参考にし努力精進して頂ければ良いかと存じますし、これまで参拝のみの祈願であったか否か存じませんが、ご祈祷し願うことは最も有効的な祈願方法だと言えます。

今回のブログは以上です。

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