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おみくじ作法

おみくじ:大吉
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誰もが一度は経験しているであろう「おみくじ」の作法について書き記したいと思います。

おみくじとは、神社や寺院で吉凶を占うために引くものですが、神仏様からのメッセージであるとも言えます。そのメッセージには大吉があれば凶もあり、場所によっては大凶もあります。

多くの人間が大吉を引けば喜ぶし凶を引けば落胆してしまうおみくじですが、そもそも論として間違った作法でおみくじを引けば、間違った結果をメッセージを授かることも御座いますので、これから書き記すこと今後の参考にして下さい。

おみくじは参拝を済ませた後に引くべし

たまに見かける光景として、神社や寺院へ参拝に来て、参拝をする前におみくじを引いている人がいます。また、おみくじだけを引いて参拝せずに帰る人もいます。更に酷い人は、おみくじの金銭を納めず、おみくじを引く人がいますが、これはとんでもない罰当たり行為であります。

特に多くの人で賑わうお正月の初詣など、普段は参拝などしないにも関わらず、お正月の初詣の時だけお祭り気分で参拝するという人が多いせいかもしれません。これでは正しいおみくじを引くことは出来ません。おみくじを引くなら、先に参拝を済ませて下さい。

おみくじを引く前に神仏様に伝える内容

先ずは最初に、おみくじを授かる神仏様に参拝して、おみくじを授かりたいことお伝え下さい。その時は「住所・氏名・生年月日・数え年・聞きたい内容の詳細」をお伝えすると良いです。

例えばですが、ご自身の住所・氏名・生年月日・数え年を伝えた後に「この後、◯◯について、おみくじで御言葉を授かりたく思います。どうかお導き頂きたく宜しくお願い致します」というように、先に神仏様にお願いしてから引くようにした方が良いです。

おみくじの引き方

おみくじを授かる神仏様への参拝を済ませたら、おみくじがある場所まで移動して引きますが、おみくじには様々な方式があります。

おみくじ箱をガチャガチャと振って棒を引き出すところがあれば、箱に手を入れて取り出すところがあれば、自動販売機になっている所もあります。

自動販売機は別として、おみくじ箱をガチャガチャ振る場合や、手を入れて取り出す場合には、決して乱暴に引かないことです。

おみくじ箱を振って棒を取り出す方式を例にしますが、よくガチャガチャガチャガチャと乱暴に振りまくっている人がいます。これは駄目です。

先ずは、神仏様の方向へ向かい一礼し、心の中で先程に伝えたことを再度お伝えしながら、ゆっくり丁寧にガチャガチャと念を込めて振ります。また、御真言を唱えながら振っても良いです。そして「ここだ!」と思えたところで振るのを止め、ゆっくり逆さまにして棒を引き出します。

おみくじ棒に書き記されてある番号を確認したら、また神仏様に一礼し「有難う御座いました」と伝えましょう。

おみくじの引き直し

おみくじを引いたら凶だったという理由から、おみくじを引き直す人がいますが、これは神仏様に対して無礼でありますので絶対にしないことです。

おみくじに書き記されている結果が、神仏様からの御言葉が、例え大吉であろうが凶であろうが有り難く授かることが大切で御座います。

ただ、同じ内容で二度と引いては駄目という意味では御座いません。同じ内容で同日に引く二度聞き行為はせずに、おみくじを同じ内容で引く場合は、ある一定期間を経てから引いて下さい。

おみくじを引いた後

おみくじを引いて、授かり見て、先ず気になって確認するところは「大吉」なのか「凶」なのかだと思います。もちろん大吉なのか凶なのか確認することは大切ですが、それよりも更に大切なのは、おみくじで最も大切なのは、大吉か凶かではなく、そこに書き記されている内容です。

大吉でも内容を見れば「あまり良くないな」と思えることは御座いますし、凶でも「あまり悪くはないな」と思えることも御座います。

おみくじには何か書き記されてあるのか、神仏様の御言葉は、神仏様からのメッセージは、その内容をしっかり読み理解することが大切で御座います。

おみくじで凶を引いた

おみくじで大吉を引けば喜び、おみくじで凶を引いたら落胆する、そんな人が多いと思います。しかし、おみくじで大吉を引いたからと言って怠慢すれば暗転しますし、おみくじで凶を引いても注意と努力を怠らなければ好転しますので、仮に凶を引いても落胆する必要は御座いません。

神仏様から授かるおみくじの意味は、「無理だ」「諦めろ」「叶わぬ」という、挫折するような意味ではなく「注意せよ」「努力せよ」という建設的な意味が含まれておりますので、おみくじの内容をしっかり読み理解し、注意し努力すれば必ずや好転することかと存じます。

おみくじは結ぶのか

この作法には諸説あり、また神社や寺院の考え方や作法によっても異なるところで御座います。よって神社や寺院の作法があれば従い、無いようでしたら結び帰っても持ち帰っても良いです。ただし、どちらが良いかと言えば、大吉や凶に関係なく全て持ち帰った方が良いと言えます。

一般的に言えば、大吉など良いおみくじを引いた時は持ち帰り、凶など悪いおみくじを引いたら結ぶという人が多いと思いますが、本来は大吉や凶に関係なく有り難く持ち帰るのが良いです。

おみくじを引いて「大吉は幸運であり幸運を持ち帰る、凶は不運だから不運は持ち帰らない」というように思い、あたかも凶のおみくじに不運が染みついているが如く取り扱う人が居ますが、その解釈は間違いであり、大吉が幸運で凶が不運では御座いません。

おみくじは幸運や不運が染み付いているのではなく、神仏様から授かったメッセージなのです。大吉でも凶でも、それは神仏様から授かった有り難いメッセージなのです。

皆様は、おみくじを引いて、そこに書かれている内容を、どれくらいの期間、覚えていますか?これ案外と早くに忘れるものです。といいますか、そう長くは覚えれないのが現実と言えます。せっかく神仏様から授かったメッセージなのに直ぐに忘れるなんて勿体無いことで御座います。

おみくじの保管方法

おみくじは大吉や凶に関係なく、基本的に持ち帰るものと理解して頂いた方が良いと存じます。そこで、おみくじの保管方法ですが、先程も書き記しました通り、おみくじの内容は直ぐに忘れてしまうものです。また持ち帰ったとしても、「いつ、何を聞いたのか」忘れてしまうことは、多分にあるかと存じます。

おみくじを持ち帰ったら、おみくじの裏にでも「おみくじを引いた日・神仏様に聞いた内容」を書き記しておくことが良いと存じます。それにより、何時でも神仏様から授かったメッセージを読み直し、注意し努力することが可能となります。よって、どちらかと言えば大吉より凶の方が持ち帰るべき、おみくじだと言えます。

また、おみくじに直接書くことに抵抗がある人は、おみくじ専用のノートを準備し、おみくじを引いた日と内容を書き記し、おみくじを貼るか挟んで置けば良いと存じます。

おみくじの保管場所ですが、おみくじを授かった神仏様の神棚などがある場合は、神棚に置いても良いですし、肌身離さず持ち歩いても良いです。神仏様から授かった有り難いものですから、失礼のないよう大切に保管すれば良いです。

おみくじを保管する期間

おみくじを持ち帰り保管する期間に決まりは御座いません。願い叶ったり願い叶わなかったり、自分が返納しようと感じた時が返納する時かと存じます。

また、返納すること感じたら、速やかに返納した方が良いです。いつまでもダラダラと返納せず置きっぱなしに放置することは良いと言えません。

おみくじは神仏様から授かる有り難いものです。最初から最後まで失礼の無いよう、無礼な行為をせぬよう、大切に取り扱って下さい。

おみくじの処分方法

おみくじを持ち帰り保管する。この次に迷うことと言えば、おみくじの処分方法かと存じます。当たり前の話ですが、むやみにゴミ箱へ捨てたり、神仏様に失礼な無礼行為はしないことです。

おみくじの最も良い処分方法としては、授かった神社や寺院へ返納することです。多くの神社や寺院では、お札などを返納する場所が御座いますので、そこへ「有難う御座いました」と合掌し返納することです。もちろん拝殿で神仏様に御礼の参拝をすることも忘れないで下さい。

また旅行先など、おみくじを授かった神社や寺院が遠方で返納したくても行けないという人は、最寄りの神社や寺院へ返納しても良いです。

注意点としては、神社で授かったおみくじは必ず神社へ返納し、寺院で授かったおみくじは必ず寺院へ返納して下さい。間違っても神社で授かったおみくじを寺院へ返納したり、寺院で授かったおみくじを神社へ返納しないことです。

また神社や寺院によっては、他の場所で授かった物は受け付けない、という神社や寺院も御座います。多くの場合は返納場所に記載されていますので確認し、その作法に従って下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか、この世にはおみくじを軽んじる人間も多く居ますが、おみくじは神仏様から授かる有り難いもので御座います。

おみくじに書き記されている内容を読み解くのは難しいと存じますし、その難易度は神社や寺院によっても異なります。だからこそおみくじは持ち帰り、いったい神仏様は何を言わんとされているのか、そのメッセージの内容を何度も何度も読み返し、意味を深く理解されて下さい。

聖天様の御言葉(メッセージ)を授かりたい人は、私の方までお申し付け下さい。

合掌
執筆者:聖パパ

作法と心得

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