多くの寺院では、水子地蔵様がいらっしゃいます。自分に水子がいると知る人の多くが、この水子地蔵様に手を合わせていらっしゃいます。しかし、自分には水子がいないと思っている人の多くが、この水子地蔵様に手を合わせることなく、スルーして通り過ぎておられます。
あなた本当に関係ないですか?
あなた本当に水子いませんか?
実は、水子がいるにも関わらず、それを知らず『いない』と思い込んで、水子地蔵様に手を合わせることもなく、水子供養していない人がいます。
なぜか?
なぜ知らないのか?
皆さん『化学流産』って、ご存知でしょうか。これを聞いて『知っている』という人も多いでしょうが『知らない』という人も多いようです。
化学流産を簡単に説明すれば『受精卵が子宮内部で一旦着床した後に成長できず流れてしまった状態』を言います。よって、単なる生理だと思っていても、実は化学流産だったということが実際にあり、気付かない人は多いのです。
化学流産した子も水子であります。親は知らずとも、子は『この世に生まれたかった』と悲しんでいます。更に兄弟がいるような家庭では『羨ましい』『自分も親に甘えたかった』『自分も親に叱られたかった』と羨ましがり、これが運勢に影響する場合が御座います。
例えばですが、叶う願いも叶わないことが御座います。本来なら叶うはずの願いも、水子供養していないことが原因で、なかなか願い叶わないという場合が普通にあります。更には幸運を授かれないという場合も御座います。本来なら何らかの幸運を授かるはずが、水子供養していないことが原因となり幸運を授かれない、更には不運を招くという場合も御座います。
水子に悪意は御座いません。親が供養してくれないが故に、寂しいだけなのです。親が心から供養してあげれば水子も喜び、願い叶う邪魔をしたり幸運を招く邪魔をしたりせず、願い叶う応援や幸運を招く応援をしてくれます。
化学流産は決して珍しいことにあらず、健康な男女のカップルでも、約30%~40%という高い確率で起こると言われています。もし、水子の経験がないと思う人であっても、化学流産という可能性がある場合は、供養してあげて下さい。特別に何をするという訳じゃなく、寺院へ参拝した時に水子地蔵様がいれば『もし私に、化学流産した子がいたのなら・・・。』と、手を合わせ拝んで下さい。
水子は、賽の河原という三途の河原で鬼に虐められながら、父を恋しがり、母を恋しがり、泣いています。そんな我が子に気付いてあげて下さい。
地蔵菩薩様は、現世の父母に代わって、鬼に虐められる水子を救って下さり、天に導いて下さります。どうか『自分に水子は居ない』と思っている人も、知らず識らずと化学流産の可能性が少しでもあるのなら、水子地蔵様に我が子の冥福を祈って下さい。
合掌
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