聖天様に好かれる秘訣│喜び編

聖天様は人を選ぶ神様でありますが人の好き嫌いがハッキリしている神様であるとも言えます。聖天様は小さなことも喜ぶ人間を好み喜ばない人間を嫌います。

喜ぶ

聖天様は歓喜天という喜びの神様でありますので、喜ぶことが大好きであり、喜ぶ人間が大好きなのです。だから、ちょっとしたことでも素直に喜ぶ人間を好みます。

一方で、ちょっとしたことで落胆し、ちょっとしたことで絶望し、ちょっとしたことで悲しみ、ちょっとしたことで泣いたり、ちょっとしたことでイライラしたり、ちょっとしたことで怒る、そんな人間を好みませんし、聖天様からご利益を授かるも素直に喜べない人間は嫌われます。

私も日々多くの願いを預かり聖天様へご祈祷していますが、聖天様へご祈祷し願えば、何らかの小さなご利益は授かるものです。ところが、それに気が付かぬ人間は願い叶わない場合が多く、それに気が付き喜ぶ人間は願い叶う場合が多いです。

聖天様は喜びの神様なので人間を喜ばせることが大好きです。だからこそ小さなご利益も授けて下さいます。それに人間が喜べば「よし、もっと喜ばせてやろう」という風に、また次のご利益を授けて下さり、それが積み重なることで、最終的に願い叶うというパターンは多くあります。

しかしながら、その一方で聖天様から授かったご利益に気が付かない人間や、例え気が付いても「まだ願い叶っていない」と喜ばない人間に対して、それ以上のご利益は授けて下さりません。

これ人間同士でも同じかと存じます。

例えば、誰かの為に何かして相手が喜べば「次は何をしてあげようかな」と思うこと人情です。その一方で、何をしても喜ばない相手に対して「次は無い」ことも人情です。

どんな小さなことでも喜べる人間になることが聖天様に好かれる秘訣です。

聖天様は喜ぶ人間が好きですが、自ら喜ぶだけでなく他の人を喜ばせる人間はもっと好きです。自分が喜ぶことよりも、他の人を喜ばせることの方が難しいと言えますが、それを行なうことで聖天様から更に好かれますし、自らの功徳を積むことにもなります。

先ずは身近な人からでも良いですから、家族や友達など喜ばせてあげて下さい。それがやがては社会を世の中を喜ばせる人間にもなることに繋がると存じます。

言うまでも無いことですが、他の人を泣かせたり苦しめたりする人間は聖天様から嫌われます。いじめ・ハラスメント・悪口・陰口など他の人が喜ばない行為は完全に聖天様から嫌われます。

他の人に喜びを与える人間になることが聖天様に好かれる秘訣です。

合掌