先日は「縁結び=男女関係にあらず」というブログを書きましたが、本日も続いて縁結びに関したブログを書きたいと思います。
この世には「袖振り合うも多生の縁」という言葉が御座います。
これは「この世での人と人との縁は、全てが単なる偶然では無く、前世からの何らかの深い因縁によって繋がる縁であるが故に、いかなる縁であれ大切にしなければならない」という意味です。
また当ブログでも「御縁」という言葉を頻繁に書いていますが、これを「五縁」と書く場合も御座います。
この「五縁」を「血縁・地縁・学縁・社縁・趣縁」という意味で示したり、人間の五本の手の指で「親指は親の縁、人差し指は他人の縁、中指は友人の縁、薬指は夫婦の縁、小指は子供の縁」という意味で示したりもします。
血縁は親や兄弟や子供や孫など血で繋がる縁を意味し、地縁とは地元地域住民との縁を意味し、学縁とは学校での縁を意味し、社縁とは会社での縁を意味し、趣縁とは趣味で繋がる縁を意味します。
他にも、神様と繋がる縁は神縁、仏様と繋がる縁は仏縁、その他の物と繋がる縁を物縁とも言えますし、この世の全てが縁であるが故に、他にも様々な縁が存在します。
このような多く有る縁の言葉を、そのまま祈願祈祷の願意にするのも良しです。
当方の聖天様に行う祈祷には「願文」というものが御座いますので、願意は「縁結び」でも全く問題は無いですが、もし願意のみで祈祷を行う寺社とか、縁結びから更に一歩踏み込んだ願意にしたいという場合に、このような言葉を願意にするのも良いと存じます。
神様との御縁が欲しいなら「神縁結び」とか、仏様との御縁が欲しいなら「仏縁結び」とか、同じ趣味を持つ人との縁が欲しいなら「趣縁結び」とか、何らかの物が欲しいなら「物縁結び」とするのも良いと存じます。
要は「縁結び」という言葉の前に、自分が欲しいと望む縁を示す具体的な文字を、一文字だけ付け加えてあげれば良いのです。
皆様が望む縁が結ばれますように!
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。