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歴史に名だたる聖天信者

歴史に名だたる聖天信者
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生駒山宝山寺執事である新田義圓にったぎえんさんが「聖天信仰の本義と時代背景を求めて」に書かれている文の中で『歴史に名だたる聖天信者』として名前が挙げられている歴史上の人物を更に詳しくまとめてみました。

『歴史に名だたる聖天信者』

競馬に勝つ

台密系の儀軌阿娑縛抄ぎきあさばしょう、聖天の項に、「右大臣実定競馬に勝つこと」という一節があります。

後徳大寺左大臣

この右大臣実定さんは、平安後期から鎌倉時代の公卿くぎょうというのですから、天皇や上皇を支え、朝廷の政治を動かした、「貴族の中の貴族」ともいうべきお方です。小倉百人一首81番『ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる』と詠んだ「後徳大寺左大臣」の名前で知られているお方です。

この方が、天台密教をおさめた鎌倉時代の僧である、承澄しょうちょう、小川僧正と呼ばれた方に競馬に勝つように聖天様への祈願をお願いしたのです。

すると…もちろん勝ったそうです。

小川僧正曰く、右大臣実定に頼まれたので、競馬に勝つように敵手の名を書いて聖天さまの下に敷き、聖天様に祈願したら、勝つことが出来たんだそうです。しかもほかの勝負事もこれと同じようにすれば願いが叶うと言っています。

これらが、小川僧正、承澄しょうちょうの天台宗系の阿娑縛抄あさばしょうという儀軌ぎきというもののの聖天様のページに書かれているそうです。

妻沼の聖天様

聖天様鎮座のいわれ-妻沼聖天編
聖天様鎮座のいわれ 妻沼聖天 妻沼聖天のホームページでは、 聖天山は平家物語、源平盛衰記や謡曲実盛、...

(妻沼聖天の聖天様のいわれで詳しく当サイトでも説明しております)

斎藤別当実盛が、聖天様の信仰者として知られています。この斎藤別当実盛が領地に勧請したのが妻沼の聖天様ですと、武蔵風土記稿むさしふどきこうという江戸時代の社寺の境内図やその神宝・寺宝類について多くの挿図で紹介しているものに記載されているそうです。

豊臣秀吉

豊臣秀吉…この名前を知らない方はいないと言うほど有名なお方。

豊臣秀吉も聖天様の信仰者として知られています。豊臣秀吉は京都伏見醍醐三宝院に聖天像を寄進し聖天様に祈願し、あの時代において、一平民から身を起こし天下をとった凄いお方です。
その豊臣秀吉を導いたのが聖天様なのですね。素晴らしい!!

徳川家康

徳川家康も熱心な聖天様の信仰者として知られています。
天海大僧正という方がいらっしゃるのですが、優れた聖天行者だったと言われています。
徳川家康はこの天海大僧正に祈願してもらっていたそうです。
この天海大僧正が家康をはじめ、二代秀忠、三代家光と徳川三代の相談役として仕えたことで有名です。物凄く長生きされたようです。
徳川三百年の太平の世は、聖天様のご加護によるものだと言われています。

老中松平定信

老中松平定信も熱心な聖天様の信仰者として知られています。
聖天様に祈り寛政の改革を成功させたと言われている老中松平定信の願文が東京谷中の越前堀吉祥院えちぜんぼりきっしょういんに残っているとされます。

紀伊国屋文左衛門

紀州和歌山を代表する江戸時代の豪商である紀伊国屋文左衛門も熱心な聖天様の信仰者として知られています。

海が荒れに荒れて、みかん船を出せない日が続きましたが17歳だった紀伊国屋文左衛門が「紀ノ国蜜柑船みかんぶね」で江戸まで命がけでみかんを運びました。命がけで運んだみかんは、いつもより高い値段で飛ぶように売れたそうです。そして儲けたそのお金で塩鮭を買って、空になった船に乗せて持ち帰りました。それが大阪でまたまた飛ぶように売れたのだそうです。紀伊国屋文左衛門は、このお金をもとに、江戸で材木を扱う商人になり、沢山のお金をもうけ、財をなしたといわれています。

淀屋辰五郎

江戸時代を代表する天下の豪商、淀屋。淀屋辰五郎も熱心な聖天様の信仰者として知られています。
淀屋は大坂を拠点に活躍しましたが、宝永2年(1705年)、淀屋は闕所けっしょとなります。闕所けっしょとは、財産をすべて没収され、所払いとなってしまったのです。その理由は「町人の身分に過ぎた振る舞いがあった」というとても理不尽なものでした。

高田屋嘉兵衛

「箱館発展の恩人」と称される豪商・高田屋嘉兵衛も熱心な聖天様の信仰者として知られています。

まとめ

どうですか?凄い人物ばかりですね!!
このすごい方々も熱心に聖天様を信仰し、聖天様のお力により導かれ、結果歴史に名を残す程になったのです。

あなたの願いもきっと叶います。もしも不安なら聖夫婦にご相談ください。
あなたの声を願いを届けます。

合掌

聖天様 ご利益

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