誰もが一度は聞かれたことがあるだろう「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉。
これは主に人間関係を表す時に使う言葉であり「あなたを見捨る人がいれば、あなたを助ける人もいる」という意味ですが、そのまま書いて字の如く神様との関係を表す場合も同じです。
例えば・・・
この世には神様から見捨てられる人間が存在しますが、聖天様は他の神仏様に見捨てられたような人間でも救って下さる神様です。
これを先の言葉に例えたら「捨てる神仏様あれば拾う聖天様あり」という感じになりますね。
これを聞いて「ある神仏様に見離されても、別の神仏様が助けてくれるなら良い」と思う人がいるかもしれませんが大間違いです。
確かに聖天様は他の神仏様に見捨てられたような人間でも救って下さいますが、それも聖天様から御縁を授かった選ばれし人間だけです。
また、例え拾ってくれる神仏様がいたとしても、その前に見捨てられた神仏様がいるという現実が問題です。
一つの嘘が次の嘘を招くが如く、一度でも神仏様に見捨てられたような人間は、また次も見離される可能性が高いです。
そもそも神仏様に見捨てられるということは、そこに其れ相応の理由が存在するということです。
神仏様に見捨てられた理由を理解し、懺悔し反省し改善してこそ、また神仏様が助けて下さるのです。
百歩譲って、神仏様に捨てられても神仏様に拾われるなら良いとして、あまりに酷いと拾って下さる神様が存在しなくなります。
そこで「俺様の出番か!」と出てくるのが悪魔です。
この悪魔を先の言葉に入れたら「捨てる神あれば拾う悪魔あり」という言葉になります。
悪魔に拾われたら最後、救われるどころか、更なるドン底へ陥れられることに存じます。
神仏様に見捨てられない意識と行動を大切にして下さい。
神仏様に見捨てられるも悪魔に拾われるような人間じゃなく、悪魔に見捨てられるも神仏様に拾われるような人間になるべしです。
合掌
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