いよいよ本日から5月です。
皆様はゴールデンウィークを如何お過ごしでしょうか。
私は普段どおり聖天様(歓喜天)と幸せに有り難く過ごしております^^
さて、本日は別々の読者様から続けて、同じ質問を無料相談から頂きました。
それは聖天様(歓喜天)のお札に関連する御相談でした。
これもゴールデンウィークに入り、各寺院での参拝および、聖天様(歓喜天)の浴油祈祷が増えている証かなと思えます。
そこで、他にも疑問に感じ困っている方が居るかもしれないと思い、この記事を書いております。
ぜひ参考にされて下さい。
お札の祀り方の作法
寺院で聖天様(歓喜天)に浴油祈祷すれば、聖天様(歓喜天)のお札を授かります。
しかし、聖天様(歓喜天)への浴油祈祷は1回限りでは御座いません。
多くの方が繰り返し聖天様(歓喜天)に浴油祈祷されます。
そこで疑問が生まれます。
毎回の浴油祈祷でお札を授かるの?
浴油祈祷の度に授かるお札はどうするの?
毎回に新しいお札を授かったら古いお札は返納するの?
聖天様(歓喜天)のお札を複数体お祀りしても良いの?
日本を代表する日本二大聖天様で記したいと存じます。
西の横綱とも言える奈良県にある真言律宗の生駒聖天宝山寺と、東の横綱とも言える東京都にある聖観音宗の待乳山聖天本龍院では、聖天様(歓喜天)のお札の祀り方の作法が異なります。
生駒聖天宝山寺
生駒聖天宝山寺の作法では、聖天様(歓喜天)のお札を祀るのは1体です。
毎度の願い事が同じでも違っても、聖天様(歓喜天)のお札は1体のみ祀ります。
交換時期に関して明確な決まりはなく、自身で交換したいと感じた時にすれば良いです。
聖天様(歓喜天)のお札を新しく交換したい場合は、古い聖天様(歓喜天)のお札を返納し、新しい聖天様(歓喜天)のお札を授かって下さい。
今ある聖天様(歓喜天)のお札で継続される場合は、浴油祈祷の申込時に「今あるお札で・・・」と、ご遠慮されたら良いです。
もう一度だけ言いますが、願い事が同じでも違っても浴油祈祷を繰り返し行えど、聖天様(歓喜天)のお札を祀るのは1体です。
聖天様(歓喜天)は聖天様(歓喜天)ですから、同じ願い事でも違う願い事でも浴油祈祷したら、1体の聖天様(歓喜天)のお札に祈願お勤めすれば良いです。
待乳山聖天本龍院
待乳山聖天本龍院の作法では、聖天様(歓喜天)のお札は、スペースに余裕あれば複数体お祀りします。
待乳山聖天本龍院の聖天様(歓喜天)に行う浴油祈祷は1申込で1願です。
つまり3つの願い事があれば、浴油祈祷を3つ申し込む必要が御座います。
同じ願い事を繰り返し、複数の聖天様(歓喜天)のお札を授かった場合は、常に新しいお札を前面にし重ねて祀って良いです。
違う願い事の浴油祈祷で授かった聖天様(歓喜天)のお札は、横並びにして祀れば良いです。
但し、神棚スペースの関係で、複数の聖天様(歓喜天)のお札を祀るのが困難な場合は、違う願い事のお札同士でも重ねて良いですし、1体のお札で祀り、他は返納されても良いです。
なお、待乳山聖天本龍院の浴油祈祷は、お札か御守か選ぶことが出来ますので、そのあたりを上手く分けられても良いかと存じます。
ちなみに御守の場合は、同じ願い事の御守でも願い事の違う御守でも、同じ袋などに入れて持ち歩いて良いです。
結び
生駒聖天宝山寺の聖天様(歓喜天)も、待乳山聖天本龍院の聖天様(歓喜天)も、同じ聖天様(歓喜天)ですが、寺院が変われば宗派も変わり作法も変わるものです。
しかし、これらは各寺院それぞれでの作法ですから、何れもが正しい作法だと言えます。
また、聖天様(歓喜天)の寺院は、生駒聖天宝山寺と待乳山聖天本龍院だけでは無いのですから、各寺院それぞれに作法が存在し、それがまた正しい作法だと言えます。
これまでにも、私の方に御相談して下さった方々には、私の作法を回答させて頂いておりますが、個別相談など御座いましたら、下記ボタンより無料相談に連絡して下さい。
合掌
執筆者:聖パパ
皆様からのコメントお待ちしております。