聖天様の御供物選び…何を供えれば良いのかとご相談を頂くことがあります。
あまり悩まず、楽しんで選んで下さい。
聖夫婦も聖天様はコレを喜ばれるか、アレを喜ばれるか..などなど楽しんで選んでいます。
今回は御供のお話です。
御供物
聖天様の御供…よくある定番のお餅、団子、お大根、お酒などなどを御供する。
よく行くお店で選ぶと、なんだか似たりよったりのものばかり…さて…何を御供しようか…
そんなふうに悩まれる方も多いのではないでしょうか。
聖天様への御供は、無理のない範囲で、出来る限りの心を尽くして御供を選び、聖天様に供えて下さい!。
日々の買い物に行かれた時、聖天様へと特別に選んだ御供物を御供する。
これは、そうされていると思います。
更にご家庭用にとお買い物された中から、果物、野菜類、お菓子などなど御供できるものも御供して下さい。
そのように日々のお買い物も供えることで、御供台に沢山の御供物が並び、無理をせずとも、にぎやかな御供となり、聖天様も喜ばれます!
御供してはいけないもの
御供えしてはいけないものを少し挙げてみます。
「五辛」といわれるものや辛味や臭気の強い野菜。
臭いの強いもの
・韮
・蒜
・薑
・葱
・薤(辣韮)
・玉ねぎ
・胡荽=パクチー
・野蒜
・油菜
なども避けた方が良いでしょう。
・肉、魚などの生臭さモノも避けて下さい。
それ以外なら基本御供出来ると考えていただいて、あまり難しく考えずに御供して下さい。
先に聖天様にお召し上がり頂いてから御供を頂く。
という考えで暮らしていると、御供が無い!という日も少なくなり、日々聖天様に喜んで頂けると思います。
聖天様に!という気持ちがあれば聖天様は喜ばれます。
御供してはいけないもの…というのも有るのですが、知らずに間違えた事に関しては怒られることはありません。
本当に嫌がっておられたら、きっとその内、分かるように導いてくださります。
原材料が目についたり、誰かがそんな話をしたり…などなど様々な方法で導いてくださるのが聖天様です。
間違いに気づけば、その時はしっかり謝りましょう。そうすれば大丈夫です。
聖天様は果物や和菓子、洋菓子、などなど、季節のモノ、旬なものなども喜ばれます。
何度かお話したこともありますが、聖天様は初物好きです。
旅行などに行かれた際は、まだ御供してことのないその土地のお酒やお土産などや珍しいものなど御供して下さい。きっと喜ばれます。
常に聖天様は何を喜ばれるか…と心を尽くして考え行動することが大切なのです。
小さなお子様が、アイスを食べる前に、聖天様にどうぞと御供し、手を合わせてからお下がりを頂く…というほのぼのしたお話を聞きました。
ご両親のされていることを見ているのでしょうね。
自分の大事なアイスを先に聖天様に…そんな気持ちが大切なのです。
さぞ聖天様も喜ばれたのではないでしょうか!
御供は品物が何であるかや、その金額や、量なのではなく、聖天様に!という心が大切なのです。
やはりこのような気持ちに聖天様は歓喜されるのだと思います。
御供してはいけないモノ以外なら、ご自身が『美味しそう💖』と思われるものをお供えして下さい。
又、食べ物だけに限らず、お線香なども、御供です。
より香りの良いものを探し御供することも良いことです。
しかし余裕がないと言われる方は、無理はしなくて良いです。
無理はしなくては良いのですが、出来ることはすべきです。
まとめると御供は気持ちです。
気持ちで、喜んで頂けそうなモノを選んで御供して下さい。
御供は開封する?しない?
寺院などで『開封せず御供…』と書かれている場合は必ずその指示に従って下さい。
・長期保存出来るもの
=開封すると日持ちしないので、そのまま御供させて頂き、食べる前に開封して再度専用のお皿などに移して御供し、お下げしたものを頂く
・冷蔵品
=すぐに食べる時は開封して御供させて頂き、お下げしたものを頂く(傷まない時間でお下げし、お下がりを頂いて下さい)
=すぐに食べない時は短い時間開封せず御供させて頂き、お下げして冷蔵保存。頂く前に開封して度専用のお皿などに移して御供させて頂き、お下げしたものを頂く(傷まない時間でお下げし、お下がりを頂いて下さい)
など工夫していただければと思います。
なぜ御供するのか?
私達が御供をするのは、御供をすることで、人に物を施す習慣(つまり布施行)をつけさせるためと言われています。
財施・・・お金や衣食などの物質を必要とする人に与えること。
法施・・・仏教の教えを説くこと。
無畏施・・・恐怖や不安を取り除き、安心を与えること。
「欲をはなす」「欲からはなれる」「見返りを求めない」修行です。
注意すべきこと
飴が溶けて御供台が汚れた…というご相談がありました。
夏場などは特に注意が必要です。
暑さで普段は溶けないものが溶ける場合もあります。
※今回は今まで溶けたことのない飴が溶けたというご相談でした。
専用のお皿に入れて御供するとか、短い時間でお下げするなど、御供台が汚れるような事が無いように工夫して下さい。
※聖天様が怒るというより、あとのお掃除が大変です。
今回のご相談は飴でしたが、チョコのような普段から溶けやすいものは更に注意が必要です。
専用のお皿に入れて御供するとか、短い時間でお下げするなど工夫して下さい。
聖天様専用のお皿
専用のお皿も難しく考えず、聖天様専用ならば100円ショップのお皿でも構いません。
人間が食べる同じお皿ではなく、聖天様専用のお皿で御供して下さい。
長期保存できる缶詰やゼリーなど
聖天様の御供台に常に御供モノを…ということで日持ちのする缶詰やゼリーなどを御供される場合。
注意していただきたいのは、賞味期限です!
傷んだものを御供しないように、常に賞味期限を確認して、期限が切れる前の美味しい時期に開封して聖天様に御供し、傷まない時間でお下げし、お下がりを頂いてください。
御供で迷ったら
こちらにしようかあちらにしようかと聖天様への御供で迷う時もあると思います。
両方購入する余裕があり、お下がりを頂ける量であるなら両方するのが良しです。
両方購入する余裕がなかったり、量が多すぎて…というような場合は、日を改めて、出来る時にもう一方をされると良いです。
一度に沢山ではなくても、日を改めれば迷った両方とも御供できるので、それで良しです。
高価過ぎて手が出ない?
聖天様への御供で気になる商品を見つけたのですが、それがとても高価で手が出ないというような場合….
そのような場合は、無理に買う必要はありません。
きっと聖天様はそれを欲してはおられません。
聖天様は決して無理を言われる神様ではありません。
ご利益を頂き、それが買える余裕が出来たら、その時御供すれば良いのではないでしょうか。
聖天様に感謝
日々聖天様に護られていることに感謝し、お勤め頑張って下さい。
御供も布施行という修行です。
楽しんで修行させて頂きましょう。
あなたの願いが叶うこと、聖夫婦は心から祈念しております。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。