聖天様（歓喜天）には形より心が大切

聖天様（歓喜天）は怖い。

聖天信仰する人の中でも、このイメージが消えぬ人は多いようです。

あれをしたら駄目か、これをしたら失礼か、作法など間違えたら怒られるか、何か間違えたら見放されるとか、そんな心配をする人がいます。

酷い場合は、祟られるかと心配する人もいます（笑）

確かに聖天様は諸仏諸神様の中でも別格の神様です。

悪しき魔物らにとっては、蜘蛛の子を散らすが如く泣いて逃げるような怖い存在です。

しかし、私ら人間にとっては厳しく優しい神様です。

ここで誤解の無いように記しますが、怖いと厳しいは全く違います。

怖いの裏側には愛情は無いですが、厳しいの裏側には愛情があります。

人間でも愛情のない他人の子供を叱らず、愛情ある自分の子供を厳しく叱る親と同じです。

聖天様（歓喜天）には形より心が大切です。

無料相談にも「参拝の作法を知らず、どのようにすれば失礼ないですか？」というような御相談は多くあります。

何事も怠慢すると駄目ですが、聖天様（歓喜天）を心から愛し、聖天様（歓喜天）を心から大切に思い、聖天様（歓喜天）へ一生懸命に信仰しておれば、仮に何か間違えたことがあったとしても、聖天様（歓喜天）は怒りませんし見放したりもしません。

だから、これをしたら聖天様（歓喜天）に怒られるとか、あれをしたら聖天様（歓喜天）に見放されるとか、聖天様（歓喜天）を思う心あれば何ら心配しなくても大丈夫です。

必要な時は、何らかの方法で正しい道を教えて下さいます。

何か間違っていないだろうか、そう考え間違いを正すことは必要ですが、だからと言って変な心配することは無いのです。

仮に間違いに気付いたら、素直に聖天様（歓喜天）に懺悔すれば良いのです。

聖天様（歓喜天）は、私ら人間の父であり母です。

子が親から叱られるのは、子の仕事とも言えます。

また、先程の厳しさと同じく、叱られるのは愛情がある証です。

何か間違った時は、有り難く叱られ愛情を受け、間違いを正せば良いのです。

そんな、誰よりも厳しく優しく愛情の深い聖天様（歓喜天）に、心から甘えてみては、いかがですか？（笑）

合掌
執筆者：聖パパ