読者投稿:瑞鳳天祥様
さて、本日は、【感謝と有難う】と謂う言ノ葉に付いてお話をして参ります。
有難うと謂う言葉は、感謝を述べる言葉ですが此の二つの言葉の漢字を分解して観ると其の本質が見えて来るかと存じますが感謝とは、【心で感じ謝する】事と【有る事が難しい→有難し】に由来致します。
要するに感謝とは、心形一如と謂う樣に心が感じたり思いの樣が象(形)と成り行動に出る訳で御座いますから【有難し→有る事が難しい事柄が御縁が有って在る】が故に其の喜びや感じた事を素直に相手に伝える為に【謝する→頭を下げる】事と相成ります。
謂わば【宇宙に双日無く乾坤只一人】と謂われる樣に皆様は、御縁が有って此の世に生を受け其の人格、存在、魂、色身(肉体)に至るまで何一つ替わるもの無き唯一無二の存在で御座います。
世の中に同じ人は、一人として無く又、独り孤独に生きて居られる訳でも無く樣々な縁を通して出会い、そして互いに作用仕合う訳です。
謂わば貴方様と謂う存在は、御縁が有ってこその存在では、御座いますが言葉を変えれば必要とされるが故に其の御縁を戴き今を生きて居られるのです。
と申しますのも皆様の中には、憂き目の中に有り心安からぬ方もいらっしゃるでしょうし又、自身の存在意義を見失って居る方も居られるかも知れません。
しかし其の様な境涯で有っても自身の存在意義を否定しないで下さい
貴方様が今有るのは、必要として居る方との御縁が有る訳ですし今有るのは、御縁と謂う奇蹟の連続が有っての事です。
其の御縁を自ら否定したり手離さない限り御縁は、必ずや繋がります。
喩えるならば此の投稿を閲覧されて居る貴方様と愚僧の関係も縁有っての事ですし又其の御縁が繋がった事は、【有難し】の一つで御座います。
要するに貴方様が誰かの為に何かをしようとする時、其れは、【因】と成り行動する事は、【縁→作用】と成り其の因と縁により結果【果】が生まれる訳ですが其れも幾千の可能性の中から生まれた結果で有るが故に心からの【感謝】と【有難う】の言葉が生まれます。
即ち有難うと謂う言葉は、単に何かをして貰ったから申す言葉では、無く世に産まれ生かされ、必要とされている貴方様に対しても言える言葉ですし又、貴方様の血肉と成る命にも伝える言葉で御座います。更には、貴方様に言葉や様々な縁を通して貴方様の心を育ててくれる相手にも伝えるべき言葉で御座います。
即ち「生かしてくれて有難う」「教えてくれて有難う」「側に居てくれて有難う」等の心からの【感謝】の気持ちと言葉が貴方様の心を豊かにし幸せを運んでくれるので御座います。
又、貴方様は、もう一つ大きな御縁を戴かれて居ります。
其れは、則ち佛縁で御座います。
開経偈の言葉の通り【無上甚深微妙の法は百千万劫にも遭い遇うこと難し。我今見聞し受持することを得たり。願わくは如来の真実義を解し奉らん。】
則ち佛様の深く広大な教えは、百千万劫年至るとも遇う事すら難しく今、人身を受け其の御縁に与った訳ですから其れを学ばない事は、実に勿体ない事で御座います。
聖天様を含め、神仏の御縁に遇い其の教えや功徳を授かる事は、一つの奇蹟とも謂える事で御座います。
最後に此の投稿を閲覧されて下さった貴方様へ心からの気持ちを込めて【有難う】の言葉を以て本日のお話を終えたいと思います。
天祥 九拝
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