【注意喚起】偽サイト及び偽情報に注意 ▶確認する◀

歳時記【聖誕祭】

犬
この記事は約3分で読めます。

僧侶様の法話

執筆者:瑞鳳天祥

今日は、聖誕祭(クリスマス)に付いて講釈して見ましょう

前夜祭の始まりは、古代ケルト地方の冬の季節祭に端を発し後に基督教の浸透と融合した後に行われるように成ったとされて居りまして其の飾りや由来も古代ケルトの信仰が色濃く残って居る様です。

先ずは、クリスマスカラーの意味ですが基本と為る色赤、白、緑の意味は、赤は

赤⇒血液(キリストの血)から生命、愛を著し

緑⇒ もみの木は、常緑樹で有る事から永遠を著します。

白⇒清浄又、光(神)、を著し雪の純白と雪灯りから由来されるそうです。

因みにもみの木に関しては、古代ケルト地方では、大地を樫の木が支えて居るとされ北欧神話の主神の聖木とされ生け贄として人を捧げる風習が有りましたが基督教の宣教師が生け贄を咎め斬り倒した後、其の株の間からもみの木が生えた事から奇跡と再生の木として基督の教えと共に布教したそうです。

此の事から聖誕祭に欠かせないポインセイチア等には、そのような意味と様々な願いが込められて居ますしステッキの形をした飴細工(キャンディ・ーケーン)は、羊飼いの杖を意味し星に導かれ祝いに訪れた事から迷える者を導く象徴とされ紅白のストライプは、清心と基督の血を表して居ます。

お話序でにツリーの飾りの意味をざっくりお話すると

ベル→救世主基督の生誕を告げ報せる天使のベル

柊→人の罪の身代りとして磔刑を受けた基督を現し柊の葉は、受難のシンボルの荊の冠、紅い実は、流した血を現し常緑樹で有る事から復活と永遠の命を表すそうです。

十字架→神と人の交差を意味して居り基督が人として産まれた事に対して喜びも苦しみも共有し全ては、共に有ると謂う意味で御座います。

林檎→エデンの園に有る知恵の実を象った物とされますが実際は、林檎では、無く無花果だったと謂う説も御座います。

リース→円形で有る事から終始の無い永遠を意味するそうで更に災いや災難を退ける力を持つとされ日本に於ける正月珠飾りに似た意味合いを持ちます。

トップスター→生誕の予言から強く輝きを放ち人々を導いた星だそうです。

又サンタに付いては、正式名をセントニコラウスと言い元は、神父でしたが没後、聖人の列へ加えられ子供の守護者として崇められて居ます。

又、サンタクロースの衣裳は、元々は、ケルト地方の精霊と基督のセントニコライの合わさった象から白色やグレー黒色や緑色のローブを纏って居ました。

現代日本では、前夜祭に来ると解釈されて居ますが厳密には、12月6日の聖ニコラウスの聖祝日に来ると云う解釈が適切でクリスチャンの方々は、其の日にサンタの形をしたクッキー等を焼き飾り付け祝うそうです。

又、古来ケルト地方では、サンタは、守護者としての一面と教育者の面を兼ね備え秋田で有名な、なまはげのような一面も有り良い子には、背中に背負った袋よりプレゼントを出し、少し悪い子には、生の臓物や馬鈴薯、石炭を渡し本当に悪い子は、その袋へ子供を押し込み地獄へと連れ去り良い子と取り替えるとされ親は、子供の躾を行う度にその話をされたそうですよ。

固い話ばかりでは、退屈される方も多いでしょうからクリスマスに因んだ行事を一つ「キスの枝」と呼ばれる行事が有ります。

聖誕祭の日に部屋の天井より実の付いた宿り木の枝を天井から吊り下げその下に居る女性の唇を奪っても良いと云う風習が有り宿り木の逸話もケルト地方の古い逸話から発生した様でキスを断ると不幸に成るとも恋人ならば永久の愛と幸せが有る言われますが節度を保つ様にキスの後は、実を一つ取り全て無くなったら終りの様で同様にその下で願うと願いが叶うとか恋人と愛を誓うと永久の約束が得られると云うような言い伝えが有りますね。

聖誕祭の奇跡を望む方は、是非お試しの程を(..)

徒然に書き上げましたが本日の講釈は、此所までに致します。

天祥 九拝

読者様ブログ詳細を見る▶Click here◀

読者様ブログに投稿する▶Click here◀

法話

皆様からのコメントお待ちしております。

タイトルとURLをコピーしました