全国各地に『御神木』と言われる聖なる木が存在します。
『御神木』に触れていいか考えてみる!
最近はパワースポットブームと言えます。
探せば、全国各地に存在しているパワースポットを知ることも難しくはありません。
しかし、一部の方ではあるのですが…マナーが悪い方も少なからず存在するということに心痛めております。
パワースポットは観光地ではありません。
鳥居をくぐるからには、神域だと考えて当然のことです。
神域である以上、神様に敬意を払って当然の空間だということを忘れてはいけないと思うのです。
そして、赴いた神社での本殿の神様をないがしろにしてはいけません。
いくらブームだからと言っても、パワーが宿ると言われる特定の場所、『御神木』などのパワーだけを求めることは、やはり間違っています。
特に、スマホの待ち受けにしようと、そればかりに夢中になり、本殿をないがしろにする行為は・・・いかがなもんでしょう?と思ってしまうのです。
パワースポットと共に『御神木』について一言。
『御神木を切ると危険…』ということは、皆がよく知っていることだと思います。
もちろん、パワースポットに赴いた方が
『御神木』を切ろうなんて考えてもいないでしょう。
『御神木』の恩恵にあやかりたい…と考えているだけだと思います。
しかし、『御神木』に落書きなど、失礼に当たる行為をする方は少ないですが存在します。
これも、『御神木』に対して失礼に当たると思われますか?
御神木に触れる
御神木に抱きつく
落ちている葉に触れる
落ちている枝に触れる
これらのことでも”してはいけない”という『御神木』もあることをご存知ですか?
『御神木』の中には、切るということだけでは無く、きちんと育てる為に枝を伐採するだけでも命に危険がある『御神木』も存在します。
『御神木』の中には、落ちた葉や枝を粗末に扱うだけでさえ、命に危険があると言われている『御神木』も存在します。
そう、触るだけでも命の危険があることもある『御神木』が存在する事を知って頂きたいのです。
もちろん、全国の『御神木』すべてがそれに当てはまるわけではございません。
『御神木』からパワーを頂くため、手を『御神木』に触れ、静かにパワーを頂く。
それを許していただける『御神木』も多々ございます。
しかし、上述したように、落ちた葉に触れることさえ許されない『御神木』も存在するのも確かです。
では敬意を払い、触れていい『御神木』というのは、触れてはいけない『御神木』とどうすれば見分けることが出来ると思いますか?
まず、訪れた神社が明らかに”触れてくれるな!”としている『御神木』には触れないで下さい。
と言っても、”触るな!”とあからさまには書いてはいません。
例えば、玉垣(たまがき)と呼ばれる、周りを囲む柵のようなもので囲ってある『御神木』の場合。
この場合は、触ろうとすれば、柵を乗り越えなくてはなりません。
普通に考えて、そこまでして触る事は、失礼に当たると考えるのが当然だと思うので、触らないで下さい。
又、注連縄(しめなわ)が『御神木』にかけてある場合。
注連縄(しめなわ)をかけてあるものは、そこへ人間が足を踏み入れないようにするためだといいます。
そう考えれば、触る事は失礼に当たると考えるのが当然だと思うので、触らないで下さい。
もちろん、これはあくまでも、目安だと考えられます。
注連縄(しめなわ)をかけてあったり、や玉垣(たまがき)と呼ばれる柵で囲ってなくても、触ってはいけない『御神木』もあると言われています。
では、どう考えればいいのでしょうか。
基本的に、神社側が「どうぞお触り下さい!」と促している場合以外は触らぬ方が懸命だと考えて下さい。
考えてみて下さい。どうして『御神木』に触れたいのですか?
それは…触って恩恵にあやかりたいという切なる願いがあるからだと思われます。
『御神木』と言われる樹齢、数百年、あるいは千年を超えるとも言われるありがたい木に対して、”触って恩恵にあやかりたい”という我欲のために触れる事で、木に深刻なダメージが出ているという話も聞きます。人間の体温が木にダメージを与えているのだとか。
皆様、『御神木』の意味をもう一度考えてみて下さい。
『御神木』は非常に尊いものであります。
『御神木』は神様の依り代であります。
『御神木』が御神体とも言えます。
ではその御神木が=(イコール)御神体だとするなら、直接触るなどという行為は、非常に失礼だと言えます。
上記のことを総合すると、基本的には『御神木』には触らないで下さい。
『御神木』の前で手を合わせるだけでもパワーは十分に頂けます。そう考えて下さい。
パワースポット、『御神木』からパワーを頂きたい、神様の恩恵をあやかりたいという方は、もう一度、神の領域だと言うことをしっかり考えて…神聖なる場所へは敬意を払って出かけて下さい。
パワースポットでも、あまりにも人が多く集まりすぎると、負のパワーが満ちて、元の力が失われている場所もあるそうです。
本来は祈願する神社仏閣は1つに決め、信じる神様に一心不乱にお願いし、縋るほうが、より早く願いは叶うのです。聖天様(歓喜天)にお縋りしましょう。
聖天様に祈願
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。