聖夫婦ブログ
聖天様からご縁を授かる時は、概ね辛く苦しい時かと存じます。いわば崖っぷちとも言える状況の人が多く、ご祈祷にしろ参拝にしろ必死に努力します。
ところが、必死に努力し状況が好転すれば、おのずと状況は楽になります。そして楽になればなるほど、これまでの努力精進を怠り暗転します。
辛く苦しい状況を好転させるには、其れ相応の努力精進が必要となりますが、好転したからと言って努力精進を怠れば、いとも簡単に状況は暗転します。そして暗転してから気が付いても時既に遅しであります。
皆様も一度、振り返ってみて下さい。辛く苦しい時は、毎月に参拝していたのに、少し楽になってから、毎月に参拝しなくなった。辛く苦しい時は、毎日朝夕自宅で拝礼していたのに、少し楽になってから、毎日朝夕に拝礼しなくなった。また、ご真言を1,000回唱えていたのに最近は唱える回数が減った。また、読経が減った。更には、毎月ご祈祷していたのに、最近ご祈祷しない月もある。などなど・・・。
一度立ち止まり振り返ってみることで、辛く苦しい時と少し楽になってからの違いといいますか、怠りが見えてくる場合が御座います。
辛く苦しい時と変わりなく参拝していますか?辛く苦しい時と変わりなく拝礼していますか?辛く苦しい時と変わりなくご祈祷していますか?辛く苦しい時の気持ちを忘れていませんか?初心忘るべからず!に御座います。
もし、自らの怠りに気が付いた人は、暗転し取り返しがつかなくなる前に、辛く苦しい時を思い出し、努力精進を怠らず継続して下さい。努力精進を怠らず継続することで、今ある楽も継続するのです。喉元過ぎれば熱さを忘れる、というような努力精進では、いつか必ず後悔することになります。継続は力なり!に御座います。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。