功徳を積む
聖夫婦
そもそも功徳って・・・
「功徳を積む」「功徳を施す」などといいますよね。
まずはあなたの周りの方々が喜ぶ行為から始め、世のため人の為になるような善い行いを日々考え、自分のできることを実行していく生活を心がけて下さい。
功徳は貯まる
世の中には「前世でよほどの功徳を積んで生まれてきたんでしょうね…」などと言われる、人が羨むような幸福を手にされている方がいたりします。
しかし、そんな、幸せを一手に集めているような方に対して、妬んだり、羨んだり、ひがんだりしてはいけません。
そのような行為は、ご自分の運を確実に下げる行為だったりします。
追い求める『幸せ』は人それぞれ違うものです。あなたが、幸せになるため功徳を積みましょう。
そして、あなたの願いが叶い幸せを手にしたなら、今度はあなたの周りが幸せになるようにと功徳を積みましょう。
そして最終的には皆が幸せになるようにと功徳を積みましょう。
功徳の積み方
日々の生活で功徳を積む
誰かを喜ばせる事は難しいことではございません。
ちょっとした、善行に対する関心を持った生活をすること、善行を心がけて生活すること、そんな事が積み重なり大きな功徳となります。
日常のちょっとした功徳
例えば、『ありがとう』。心のこもった感謝の気持を口に出す…、ありがとうは魔法の言葉です。その一言で癒やされます。
「お弁当美味しかったよ。ありがとう。」心のこもったこの一言で、明日からも頑張れるのです。
地球規模の功徳
地球規模の功徳といっても、自分にも出来ることは沢山あります。
地球温暖化防止のために、電気の使用量や自動車の利用量を減らして、家庭から排出される二酸化炭素の量を減らす努力をするとか…
などなど、日々自分が出来る善い行いを考えて生活すること、もちろんその中で出来ることを実行する。
一人ひとりのその努力が必要です。もちろん功徳だといえます。
聖天様に喜んで頂く
日々お供え物をさせて頂き、喜んでいただく。毎日が無理でも、たまにはお酒、甘いもの(あんこ大好きです!)、お大根などなどお供えして下さい。喜んで頂きたいとさせて頂く行為、これも功徳です。
毎日のお勤めで読経する。喜んで頂きたいとさせて頂く行為、これも功徳です。
聖天様に日々喜んで頂けるようにと生活すること。聖天様の意に沿うような人間になりたいものです。
恩着せがましさや打算が…
どれほど『よいこと、善行』行ったとしても、『どうだ、凄いだろ、こんなにいいことをこんなにしたんだからきっと沢山の功徳が積めただろう!』というような恩着せがましい心が入ったとしたら….
残念ながらその時点で、今までの功徳全てが、一瞬にして無くなってしまうかもしれません。
聖天様は功徳を積んだ人間に早く願いを叶えてやるから、功徳を積みなさい..などとは言っておられません。
善い行いをする人間は、聖天様の意に沿う人間であり、手を貸してやろう、助けてやろう、導いてやろうという人間だから、結果願いが叶いやすい人間だと言えるのです。
勘違いして、ほらこんなに善い行いをしたじゃないか、早く叶えて下さい…というのは、〇〇するから、私の願いを叶えてくださいという、交換条件を出しているのと同じなのです。いわゆる毘那夜迦信仰となります。
毘那夜迦信仰は悪魔との契約ですから絶対に行わないことです。
聖天様は何も欲しておられません。
善行は気持ちですることであり、見返りを期待してするものではないのです。
「〇〇をこれだけしたから、そろそろ御利益を授かれるだろう…」というような考え方は全ての功徳を台無しにします。
見返りを求めない無償の愛が功徳を積む行為です。
功徳を積みながら、聖天様に祈願したら後は全てお任せで
聖天様はもちろんあなたの未来を全て知っておられます。
あなたが行って来た結果が今の現状です。もしも今に満足していないなら、今一生懸命努力することで、未来のあなたは変わります。
今のあなたの行いにより先の未来は変わるのです。
頑張っているあなたを、より良い方向へと導いて下さるのが聖天様です。
こうなりたいという願いが今まだ叶っていない。なかなか叶わないと思う方は、その今の辛い経験は決して無駄ではないことを知って頂きたいのです。辛い経験も貴方にとって必要不可欠なものであり、これから生きていく為の宝となるのです。
誰かに褒められるからするのではなく、誰かに感謝されるからするのではなく無償の愛とも言える日々の善行、聖天様は必ず見ています。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。
>残念ながらその時点で、今までの功徳全てが、一瞬にして無くなってしまうかもしれません。
どれだけ長い月日をかけて功徳を積んでも「卑しい気持ち」を持った時点で振り出しに戻るのですか?その様に思ってしまいました。
人間は、卑しい気持ちを持たない時は無い様に思えます。切羽詰まった悩みを持つ人には難しいのでは無いですか?