今回のお題である『しつこい』と『熱心』は、ある意味で紙一重と言えます。
この『しつこい』とは『くどい』という意味であり、『熱心』とは『心を打ち込む』という意味に御座います。
多くの聖天信仰者様が、聖天様の寺院へ参拝に行く度に、何らかの祈願をしていることに存じます。
また、聖天様の御札をご自宅にお祀りされる聖天信仰者様は、毎日朝夕に何らかの祈願をしていることに存じます。
多くの聖天信仰者様が、願い叶うまで、諦めるまで、聖天様に同じ願い事をしていると存じますが、その祈願が聖天様にとって『しつこい』と感じるのか『熱心』と感じるのかによって、その結果は大きく異なります。
つまり、『しつこい』と感じるのか『熱心』と感じるのかによっても、願い叶うか否かという結果に、大きく影響すると言えるのであります。
あなた様の祈願は、聖天様が『しつこい』と感じる祈願ですか?
あなた様の祈願は、聖天様が『熱心』と感じる祈願ですか?
何をもって『しつこい』と感じるのか、何をもって『熱心』と感じるのか、その分かれ道と言いますか、その答えは、聖天様の意に御座いますが、そんな中で次のような場合にも『しつこい祈願』なのか『熱心な祈願』なのか、分かれると存じます。
しつこい祈願
先ずは『しつこい祈願』の一例です。
例えば毎回祈願する度に、主要事項のみ聖天様に伝え祈願するのは良いですが、決して主要事項とは言えないようなことまで、あれこれと細かく繰り返し願う人がいます。
聖天様には主要部分を簡潔に祈願することが肝要であり、あまりダラダラと細かく祈願していては、聖天様から『しつこい』『くどい』と思われる可能性が膨らみます。
また、あまり細かなこと言い過ぎると、大切な主要部分が曇ってしまいます。
聖天様に祈願する時は、聖天様から『しつこい』とか『くどい』とか思われぬよう、願いの主要部分だけ簡潔に願うようにして下さい。
熱心な祈願
次に『熱心な祈願』の一例です。
先の『しつこい祈願』とは真逆で、あまり細かいことをダラダラと願わず、祈願の主要部分だけを簡潔に願う。
それを聖天様の寺院へ参拝に行く度に、それをご自宅にお祀りする聖天様の御札へ毎日朝夕に、繰り返し祈願することで、聖天様に『しつこい』とか『くどい』と思われず、『熱心』と思って頂くことになるのです。
まとめ
他にも『しつこい』と『熱心』の分かれ道は御座いますが、少なくとも祈願の主要部分を簡潔に祈願できるか否かによっても、『しつこい』と『熱心』の結果は異なると理解して頂ければ幸いです。
合掌
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