聖天様の御利益は、振り返ることで、気が付く場合もある。
例えば、金銭的に困っている。
今月中に何とかならないと、生きることが出来ない。
しかし、気がつけば、翌月も生きている。
何がどうなって、乗り越えたのか、振り返っても理解できないが、不思議と乗り越え生きている。
ここで、聖天様の御利益に気が付くか否かで、その先の御利益は大きく変化する。
仮に、聖天様の御利益に気が付かず、今も生きていることに感謝できず、まだ苦しい、まだ願い叶わない、そうネガティブになるようでは、成就は難しい。
一方で、不思議と乗り越えることが出来た、これは聖天様の御利益だ、そう理解し、聖天様へ感謝と御礼を怠らない人間は、また次の御利益を授かり、やがて願いは成就し、金銭の苦しみから解放される。
今月が駄目なら生きることができない、という相談は多い。
しかし、翌月も生きておられる。
そしてまた「今月が駄目なら生きることができない」と言われる。
なぜ、先月から無事に、今月を迎えることが出来たのかを考えない。
そこに、聖天様の御利益があったことに、気が付かない。
だから、聖天様に感謝も御礼もない。
これでは、叶う願いも叶わない。
朝に目が覚めたこと、当たり前にあらず、御利益と理解すべし。
今日を無事に生きることが出来たこと、当たり前にあらず、御利益と理解すべし。
合掌
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