あれは私が子供で学生の頃です。
私は引越しをしました。
その引越し先は数件が立ち並ぶ長屋の角地でした。
家の脇には人が1人が通れるくらいの土の通りが御座いました。
あれは引っ越してから数日が経ったころのことです。
私の布団の横には天板が開閉式の勉強机が御座いました。
その時は天板を締めておりました。
私は普段どおり自分の部屋で就寝しようとしました。
電気を消し、お布団に入り、直ぐに勉強机のある方向へ、首だけを傾けました。
その時です・・・
勉強机の天板に大きな猫目が2つ「ピカッ!」と光りました!
その瞬間、私は金縛りにあい、目が見えることと息をすること以外に、全く身動きが出来ず声を出すことも出来なくなりました。
そして次の瞬間・・・
金縛りに合い、首まであった掛け布団が勝手に下に降りていくのです。
恐怖の真っ只中、動こうにも金縛りで動けず、声を出そうにも声が出ませんでした。
そして掛け布団が腰のあたりまで来た時に身体が動いたのです。
私は直ぐ様、親の所に行き、全てを話しましたが、親は「何を寝ぼけてるの」と言って聞いてくれませんでした。
私は寝ぼけるも何も寝ておらず、お布団に入った瞬間の出来事だったのです。
そして私は思いました。
この家には何かある・・・
それから数日して隣の人に話を聞くチャンスがあり、前の居住者のことを訪ねました。
私の思惑は大当たりでした。
私が引っ越した家は以前、猫屋敷だったそうです。
そして多くの猫達が、家の脇にある土の通りに埋められていたのです。
きっと成仏できない猫の動物霊が私に何らかの助けを求めて来たのだと思います。
合掌
執筆者:聖パパ
皆様からのコメントお待ちしております。
聖天パパさん
いつもありがとうございます。
聖天信仰してたら
仮に猫の霊が居ても憑依されないですか?
え~と・・・
聖天様の御守護を授かる人間に対しては、憑依どころか、蜘蛛の子を散らすが如く逃げ去るかと存じます(笑)
合掌