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ほん怖!車の窓に…!

本当にあった怖い話
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本当にあった怖い話

それは…いつもと同じ道をいつもと同じ様に通っていただけ…のハズでした。

A男はいつもと同じ様に彼女のB子をデートの帰りに送っていた。
特に遅くなった訳でもない。

いつもと違うのは、喧嘩をした訳でも無いのに、社内に漂う空気が重く、二人の会話は弾まない…

A男「喉、乾くな…」
B子「そうね…なんか暑いし…」

A男「自販機見かけたら、車..止めるわ…」
B子「ありがと…」

A男「おぅ…」

しばらく車は無言のまま進む…
周りに車もない。

B子はこころの中でつぶやいた…

なんか、陰気な夜だわ…
A男は…真剣な顔?いや…もしかして気分が悪いのか?汗ばんでいるようにも見える。

普段なら、ふざけあって家につくまでの時間がとても短く感じるのに、話をしないとこんなに長く感じるのか…そうは思っても、なかなか話す言葉も出てこない。

それにさっきから、ずっと誰かに見られているような気がしてならない….

なので、自分の隣の窓に目を向けることが出来ない。

なんか…怖い….

B子がそんな事を考えていたその時・・・・・・

A男が何かを言おうと一瞬B子の方を向いたその瞬間…

「ひっ…」と驚いたような、声を上げて、車のアクセルを踏んだそして…どんどんスピードを上げる….

B子「えっ??何?…何?….」

と、B子が怖かった自分の横の窓に目を向けた…

B子「ひっ…」声を失った。

人は本当に怖い時声がでないものなのか・・
窓の外に…血まみれの男がへばりついている…
どうしよう・・
頭から血を流し、目は充血し、どうやって走っている車にへばりついているのか…車の上に寝そべり、顔を下に垂らした状態でこちらを見ている・・・
もしかして…人では…無いのか…B子がそう思った時!

A男が叫んだ!!

A男「ごめん・・・忘れててごめん!!覚えてるから、ちゃんと覚えてるから!」

その瞬間…空気がパッと軽くなり、なんか車内まで明るくなった!

あのへばりついていたモノ(男)も、消えた……

A男「見たか?」
B子「見た..なにあれ(男)?」

A男「たぶん…友達..」
A男「3年前に死んだんだ…」

B子「もしかして、あなたが車で轢いたの?」

A男「違う..あいつが運転してて、俺は後ろに乗っていた..」
A男「で、事故して…あいつだけが…」

B子「で、なんであんな恨めしげに出てくるの?」

A男「忘れてたんだ..」

B子「何を?」

A男「今日、命日だったのに、忘れてたんだ…」
A男「まだ、3年なのにな…」

B子「…今から、コンビニで御供買って、その男の子の家に行こ!」

A男「え?」

B子「まだ、間に合うよ…まだ12時過ぎてない…今日だから」

なんとかその日中にその男の子の家に着きました。
夜分に申し訳無かったのですが、お仏壇にお線香をあげさせてもらい、2人で手を合わせました。

それから…2人は毎年、命日はその男の子の家に会いに行くそうです。

もちろん、その2人の前にはもうあんな恐ろしげな姿で霊は現れたことは無いと言ってました。

霊は…とても寂しがりです。
命日くらいは偲んであげて下さい。
たとえ、お線香をあげに行けなくても、心で想うだけでも、きっとその想いは通じます。

でも…もし、見に覚えのない霊が憑いていたら….
まさか…目が合ってしまったりしたら…
悪霊退散

合掌
執筆者:聖ママ

作法と心得

皆様からのコメントお待ちしております。

  1. マー坊 より:

    聖ママ様!
    めっさ怖い!
    聖天様に傍に居てくださいと言って寝ます。

    寝られるかな…。
    トイレ行くの怖いな((((;゜Д゜)))

    • 聖ママ より:

      マー坊様

      コメントありがとうございます!
      すいません、コメが可愛すぎて笑ってしまいました。

      大丈夫です。聖天様のいらっしゃる所に悪霊は出て来れません。
      安心して、トイレに行って下さい(笑)

      by聖ママ

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