人間と人間は御縁であり、人間と物も御縁である。
そしてまた、人間と神様も御縁である。
その御縁には、運命の御縁と宿命の御縁がある。
運命の御縁とは、自分の意識や行動によって結ばれる御縁であり、宿命の御縁とは、自分の意識や行動に関係なく結ばれる御縁である。
例えば、ある会社に就職するのは運命の御縁だが、今の親との御縁は宿命の御縁である。
そこで本題に入る。
今回は人間と神様の運命の御縁と宿命の御縁だ。
運命の御縁とは、参拝や修行によって出会う場合が多い。
一方で、宿命の御縁は、その名を知った時から、その存在を知った瞬間に結ばれる御縁だ。
つまり、生まれる前から決まっている御縁と言える。
人間同士で分かりやすく例えるなら、時間の経過とともに惚れるのが運命であり、一目惚れが宿命だとイメージして頂くと良い。
念の為に言っておくが、これは分かりやすくイメージする例えであり、時間の経過が運命で一目惚れが宿命という話ではない。
このブロクの読者様の多くは、聖天様を信仰していると思う。
聖天様を知って、信仰するうちに聖天様に惹かれた人がいれば、聖天様の名を存在を知った瞬間に、惹き込まれた人もいると思う。
この場合の前者は運命の御縁であり、後者は宿命の御縁と言えよう。
この話をすると、運命の御縁より、宿命の御縁の方が良いと理解する人がいると思う。
それは違う。
一見、運命より宿命の方が御縁は深く良いと感じる人もいると思うが、御縁の深さは運命か宿命かで決まるものではなく、御縁を授かってから決まるのもである。
仮に運命的な御縁であっても、その後に真の聖天信仰をすれば、御縁は深まるし、宿命の御縁であっても、その後の聖天信仰を怠れば、御縁は深まらないと言える。
ただ、運命の御縁より、宿命の御縁の方が、その後の聖天信仰次第で、御縁が深まるのは早いと言えよう。
あなたの聖天様との御縁が運命か宿命かは関係ない、これまでの、これからの聖天信仰が大事である。
選ばれし人間だけが授かる聖天様との御縁。
今後も大事に深めて欲しいと思う。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。