読経の時の注意点
読経中に雑念が浮かぶ?!
聖天様への朝夕のお勤めの際、何故か、様々な雑念が浮かぶので、聖天様に失礼では?
と、ご相談頂く事が多いです。
この後の予定、今日の晩ごはん、子供のこと、仕事のこと、昔のことなどなど….様々な雑念が読経中にも関わらず…ということ、皆様も経験があるのではないでしょうか?
浮かんだ内容の善し悪しに関わらず、聖天様怒っておられないかな?!と心配になることありますよね。
今回はそういうお話です。
できる限り読経に集中!
「読経に集中!」「無の境地で!!」「真剣に読経に取り組む!」
もちろんそれが出来れば良いのですが、なかなかそうはいきません。
雑念は浮かんできても仕方ないのです。
そんなものです。
なかなか無の境地、悟りには至りません。
しかし、「そうか、雑念が浮かんでも良いのだ!」というわけではありません。
ではどうすれば良いのか?!
できる限り、浮かんだ雑念を無視すること。
雑念が浮かんでも、できる限りそれ以上その雑念に意識を向けず無視して下さい。
目の前に見えているものも、そこに意識を向けず無視。
とにかく無視です。
雑念に意識を向けてしまうと、読経に集中できず、心が乱れてしまいます。
ずっと雑念に意識がいっている状態でお勤めをしても、なかなかあなたの願いは聖天様に届きません。
せっかくのお勤めです。
できる限り、聖天様に願いを届ける事に意識を集中です。
なので、読経中に雑念が浮かんだら、それを『スルー』『無視』『なかったこと』にすること。
まずは雑念が浮かばない対策として、文字を目で追うことに集中しながら読経するなどお試し下さい。
頭で覚えて、空でお唱えしていると、雑念が浮かびやすいと言われる方が多いのです。
ですからお経やご真言を覚えておられる方も、経本をみながら、文字を目で追いながら、お経やご真言を目で追いながら読経すると、文字(聖天様へのお経やご真言)を目で追うことに集中し、雑念が浮かばないという方も多いようなのです。
又、読経中に雑念が浮かんだら、一旦手を止めて、深呼吸をすることも効果があるようですのでお試し下さい。
深呼吸をすることで、心が落ち着き、再度お勤めに集中できるようです。
心が落ち着いたら、雑念を思い出したことに捕らわれずそのままサラリと流して、読経に戻りましょう。
雑念が浮かんだ事で自分自身を責めることはせず、雑念が浮かんだことを受け入れ、そのままサラリと流すことが大切です。
読経中に雑念が浮かんでしまったことを、否定することはできません。
そのため、雑念に意識を向けるのではなく、そのまま流して、読経に戻ることが大切なのです。
そうして『スルー』することを繰り返す事で、徐々に雑念に捕らわれることがなくなり、集中して読経することも期待できます。
ただし、雑念を『スルー』することは簡単なことではありません。
特にお勤めを始めてまだ日が浅い方は、集中出来る時間が短く、ついつい雑念に引き込まれてしまうことは、よくあることです。
そのため、まずは、経本の文字を目で追うや、深呼吸して一旦リセットするなどから始め、徐々にお勤めに集中出来る時間を長く保てるよう努力が必要です。
読経中に雑念が浮かぶことは、お勤め中に起こる通常の現象なのです。
雑念が浮かんだときに、自分自身を責めるのではなく、お勤めを続けることが大切なのです。
雑念を消すことは簡単ではありませんが、できる限りお勤めに集中、無になる時間を増やすことです。
聖天様は心の広い神様です。
行者には多少厳しいのですが、信者様が雑念をもってお勤めをしたとしても、お勤めをするという行為がまずは大切なので、多少のことは大目に見てくださります。
もちろん怒ったりはしません。
逆に頑張れと応援してくださります。
しかし、あなたの願いを届けるために、日々努力は必要です。
どうしても集中出来なければ聖夫婦にご相談下さい。
あなたの願いをあなたに代わり聖天様にお届けすることも出来ます。
合掌
皆様からのコメントお待ちしております。