聖天信仰の心得十二条には『その達成に努力精進することは言うまでもない。』という教えが御座います。
しかし、この教えを実行しない実行できていない人は多いです。
特に多いのは、自分では努力精進しているつもりでも、他人から見たら努力精進が足りないという人です。
これは聖天様であろうと、他の諸仏神様であろうと、人間であろうと、誰かに何かを願う時に、肝心要の本人が何も努力精進せず、願ったら願いっぱなしの他力本願では、誰も何もしてくれません。
聖天様はどんな願いも叶えてくれる神様ですが、どんな人間の願いも叶えてくれる神様では御座いません。
聖天様に願い、聖天様に叶えて欲しいのなら、自分で行うべき努力精進は、決して惜しまず怠らぬことです。
聖天様は、人間の努力精進する姿を見ておられます。
その上で、どうしても人間の力で及ばぬ土壇場で、聖天様は手を差し伸べ奇跡を授けて下さるのです。
もし、なかなか願い叶わないという人がいましたら、是非これまでの自分を振り返ってみて下さい。
自分は努力精進を惜しまず怠らず行って来たのか否か。
これ以上に努力精進することは無いのか否か。
もう、やり残した努力精進は無いのか否か。
本当に人事を尽くしたのか否か。
自問自答してみて下さい。
もし人事を尽くしていないと思うなら、これからでも遅くは無いので人事を尽くして下さい。
もし本当に人事を尽くしたと思うなら、引き続き人事を尽くしながら、天命を待ちましょう!
この世で聖天様から有り難くも御縁を授かり、聖天様から願い叶えてもらえる人間は、前世など多くの功徳を積まれた人間か、現世で人事を尽くした人間だけに御座います。
合掌
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